中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)は2021年8月18日、中国国営テレビの中央電視台と開催した「百度世界大会2021」にて、近未来コンセプト車「ロボットカー」を発表した。バイドゥの董事長兼CEO(最高経営責任者)の李彦宏(ロビン・リー)氏は、「将来の自動車はロボットカーに変わる」と話す。バイドゥは、自動運転と自動車のスマート化、交通のスマート化に取り組み、自動車・交通産業に変革をもたらそうとしている。

バイドゥが発表した近未来コンセプト車「ロボットカー」(画像はバイドゥのニュースリリースより)
バイドゥが発表した近未来コンセプト車「ロボットカー」(画像はバイドゥのニュースリリースより)
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バイドゥのロボットカーが発揮する3つの能力

 バイドゥのロボットカーは、3つの能力が三位一体となって人々にサービスを提供する。

 1つ目は、高度な自動運転能力である。ロボットカーは「レベル5」(あらゆる条件下での完全自動運転が可能)の自動運転能力を備える。これにより、人による運転が不要になるだけでなく、人による運転よりもさらに安全性を高めることができる。

 2つ目は、人との豊富なインタラクションだ。ロボットカーは、音声識別や顔認証などの機能を備え、ユーザーの潜在需要を分析し、主体的にサービスを提供する。また、自己学習能力も備えており、人とのインタラクション能力を能動的に向上させることもできる。

 3つ目は、これまでの自動車設計理念を覆す革新的な設計力である。自動のガルウイングドア(両側跳ね上げドア)と全ガラスの車両天井部、そして外部センサーが一体となったその外観からは、未来感が醸し出されている。その一方で内装は、ハンドルやペダルを設置せず、代わりに大きな曲面ディスプレーやスマートコントロールパネル、変光ガラス、そして無重力座席(まるで無重力のような座り心地になるように設計された座席)などが取り付けられている。

「ロボットカー」の革新的な車内設計の様子(画像はバイドゥのニュースリリースより)
「ロボットカー」の革新的な車内設計の様子(画像はバイドゥのニュースリリースより)
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