中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)のAI(人工知能)研究開発組織「AI Lab」とロボット研究専門組織「Tencent Robotics X」は2021年6月1日、IEEE国際ロボット・オートメーション会議(ICRA)にて、ロボットの移動能力の研究で最新の成果を発表した。輪脚融合型ロボット「Ollie」が初めて公開され、二輪平衡や多機能移動、ジャンプ、そして360度空中転回などの高い運動能力が披露された。

テンセントがこれまで開発してきたロボットの様子。左側から2番目が今回発表された輪脚融合型ロボット「Ollie」(画像はテンセントのニュースリリースより)
テンセントがこれまで開発してきたロボットの様子。左側から2番目が今回発表された輪脚融合型ロボット「Ollie」(画像はテンセントのニュースリリースより)

強化された移動能力とその高度な柔軟性

 Ollieは、まず優れた車輪走行の機能を備えており、素早い平地移動が可能で、高い移動効率を発揮する。加えて、柔軟な動きが可能な脚部構造により凹凸のある地面の移動にも適応できる。高い障害回避能力も持ち、ロボット自体の体長はわずか35センチメートルであるのにもかかわらず、最高60センチメートルの高さまで垂直ジャンプが可能となっている。

Ollieがジャンプをする様子(画像はテンセントのニュースリリースより)
Ollieがジャンプをする様子(画像はテンセントのニュースリリースより)

最新型ロボットに新たに備わった2つの能力

 Tencent Robotics Xの近年のロボット研究開発は、「走行(移動)性能」と「器用な操作」、「AI機能」の3つの技術の研究と応用に注力している(参考記事「テンセント 完全自社開発の4足歩行犬型ロボット『Max』を発表」)。今回開発されたOllieでは、その成果として新たに2つの能力が備わっている。

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