中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)は2021年4月8日、自社のチャットアプリ「微信(ウィーチャット)」上で、電子契約プラットフォーム「騰訊電子簽(日本語直訳でテンセント電子サイン)」を正式にリリースした。ユーザーはウィーチャット上で領収書の発行と契約書の締結の手続きを簡単にできる。中国最大のSNSアプリで手続きが可能になる点、そして法的な有効性を保っている点が特徴だ。

「騰訊電子簽」の使用画面(画像はテンセントのニュースリリースより)
「騰訊電子簽」の使用画面(画像はテンセントのニュースリリースより)

 騰訊電子簽は、テンセントが開発したウィーチャット上で開くことができるアプリ内アプリ「小程序(ミニプログラム)」である。ユーザーはウィーチャットの検索機能で「騰訊電子簽」と検索すれば、上の画像のようにミニプログラムが開き、すぐ使用できる。領収書発行の手続きができる「小収据(直訳でミニ領収書)」と契約書締結の手続きができる「小合同(直訳でミニ契約書)」の2つの機能がある。

領収書と契約書それぞれの機能とは

 まず領収書については、通常の電子領収書で必要とされる3つの要素として、「取引者双方の身分が証明されている」「支払いの目的やその金額が明確にされている」「取引内容の改ざんが不可能である」が挙げられ、小収据はこれら3つの要素を満たしている。ユーザーはこの小収据で、すぐに法的有効性のある電子領収書を発行することができ、万一、問題が起きても、法的に有効な証明になる。

騰訊電子簽の小収据を使用した実際のやり取りの様子(画像はテンセントのニュースリリースより)
騰訊電子簽の小収据を使用した実際のやり取りの様子(画像はテンセントのニュースリリースより)

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