中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)と中国大手火鍋チェーン「海底撈(ハイディーラオ)」は2021年2月1日、ファーウェイの提供するスマートディスプレーを使用したビデオ会話を通じて、空間を飛び越え、離れている家族との距離をなくす「クラウド火鍋」サービスの予約受け付けを開始した。コロナ禍により一緒になれず離ればなれになっている家族が、中国の春節(旧正月、21年2月11~17日)の時期に、一緒に食卓を囲めるというサービスだ。

華為技術(ファーウェイ)と海底撈(ハイディーラオ)が提供するクラウド火鍋サービスの宣伝ポスター(画像はファーウェイのニュースリリースより)
華為技術(ファーウェイ)と海底撈(ハイディーラオ)が提供するクラウド火鍋サービスの宣伝ポスター(画像はファーウェイのニュースリリースより)

 故郷を離れて出稼ぎに出る人が多い中国では、春節の時期に故郷に戻り一家だんらんで過ごすことが大事な伝統である。日本語での「家に帰る」に該当する中国語を「回家(フイジャー)」というが、フイジャーに当たっては、人それぞれのさまざまな背景がある。例えば両親の家庭料理を食べるためであったり、同窓会に出ることであったり、幼いころの思い出にある故郷に戻るためであったりなど。故郷に帰る人にとっては、いずれも思い入れが深い。

 しかし、今年はコロナ禍により、例年とは状況が異なる。安全面などを考慮した所属企業などからの呼びかけにより、今いる場所で春節を過ごさなければならない人が少なくない。そういった背景から、ファーウェイとハイディーラオは、出稼ぎに出ている人と家族や故郷の友人が集まって食卓を囲えるように、このクラウド火鍋サービスを考えた。