中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)のクラウドゲーム配信サービス「START」は2020年12月12日、大型テレビを手掛ける複数の中国家電メーカー大手と提携し、テレビ向けクラウドゲームをリリースした。これまでのテレビゲームと違い、ユーザーは専用のゲームコントローラーを購入し、START承認のスマートテレビと接続するだけでゲームを遊べるようになる。現在無料体験キャンペーン中で、新規ユーザーは初月無料で遊べる。

テンセントのクラウドゲーム配信サービス「START」はテレビ向けクラウドゲームの提供を開始した(画像はテンセントのニュースリリースから)
テンセントのクラウドゲーム配信サービス「START」はテレビ向けクラウドゲームの提供を開始した(画像はテンセントのニュースリリースから)

 STARTは今後、えりすぐりのゲームを取りそろえるテレビ向けクラウドゲームプラットフォームの構築に注力していく方針だ。そのため、今回の初めての配信で提供するゲームは、より良いゲーム体験をユーザーに提供できるようにゲームの内容を厳しく管理している。正規ライセンスの取得はもちろん、クラウドゲーム化してもオリジナルの内容をそのまま残して提供しており、ゲーム機器を簡易化してもゲームの面白さは変えずにユーザーへゲーム体験を提供することを重視している。

 こうしたゲーム体験の向上において、STARTはクラウドゲーム用のテレビやゲームコントローラーのメーカーに対して認証制度を設けた。これは、ユーザーが低遅延で高い安定性を持つ高画質のテレビ向けクラウドゲームを快適に楽しめるように保証するためだ。STARTから認証されたテレビでは、クラウドゲームの操作の応答速度は遅延時でも120ミリ秒以内(市販の一般的なゲーム機では150ミリ秒前後)に抑えられている。