中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)のAR(拡張現実)技術オープンプラットフォーム「DuMix AR」は2020年9月15日、パートナー企業と共同で、デジタルと現実が合わさったAR地図サービス「Map++パートナー計画」を開始した。バイドゥはパートナー企業に技術を提供することで、室内外の商店街向けの高精度な3D地図サービスの開発をサポートする。

スマートフォン上で使用するAR地図サービスの様子(バイドゥのニュースリリースの紹介動画から引用)
スマートフォン上で使用するAR地図サービスの様子(バイドゥのニュースリリースの紹介動画から引用)

ARスマート商業施設を実現

 バイドゥは、商圏(商店・商店街などが商取引を行う地域的範囲)向けの高精度な地図サービスに加え、AR技術も応用させたARスマート商圏ソリューションを、中国のデジタル3D高精度地図サービスの「埃洛克航空科技(エアルック)」と共同でリリースした。

 バイドゥのDuMix ARプラットフォームは、画像から位置を測定する画像測位技術とAR技術をサポートする。専用のデバイスで採取した現場のデータから高精度なマップを作成し、クラウドとエッジの両方で位置を特定する方式で、現場のリアルタイムな6DoF(前後、左右、上下の動きの自由度)のポジショントラッキングを実現する。その距離的な誤差は数センチメートルにとどまり、高い精度で位置を特定することができる。

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