2020年8月24日、中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)は北京市で一般市民が体験可能な自動運転車のテスト走行の行政許可を取得した。これはバイドゥにとって、北京市で進める自動運転事業を一般市民に開放する、新たな段階を迎えたことを意味する。前段階としてバイドゥは19年12月に、北京で自動運転車の人(一般市民は含まない)を乗せたテスト走行を許可する自動運転専用ナンバープレートを取得しており、それ以来51万9000キロメートルにおよぶテスト走行を完了している。

バイドゥの自動運転車の様子(画像はバイドゥのリリースから引用)
バイドゥの自動運転車の様子(画像はバイドゥのリリースから引用)

 バイドゥは現在、同社の自動運転開発プロジェクト「Apollo(アポロ)」のWebサイト上で、北京市の一般市民を対象に試乗体験者を募集している。試乗体験は、北京市内にある主に亦庄や海淀、順義といった地区(エリア)で、総距離約700キロメートルの道路で実施される。試乗を通して、自動運転車の規模拡大を見据えた持続可能な運営モデルを探る考えだ。

バイドゥは自動運転領域で世界一

 米カリフォルニア州車両管理局(DMV)が19年2月に発表した自動運転解除リポート(「解除」とは走行中にやむを得ず運転手による操作に切り替えることを指す)には、テスト走行を実施した企業からDMVへの提出が義務付けられている関連データなどに基づく、テスト走行を実施した企業のテスト走行距離と自動運転解除の回数などが記載されている。同リポートの中でバイドゥは、世界60社の中で総合評価でみて最上位となった。加えて、米調査会社ガイドハウス・インサイツは20年3月、バイドゥを、自動運転領域で世界をリードする企業4社のうちの1社と評価している。

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