中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)は2020年7月13日、中国最大の総合建築材料メーカーで国営企業でもある中国建材集団と提携した。共同で中国の建築材料メーカーのデジタル化およびスマート化を加速し、中国経済の発展を図っていく。提携で生じる事業規模は100億元(約1515億円)を超える見通しだ。

両社が提携する調印式の様子(バイドゥのニュースリリースより)
両社が提携する調印式の様子(バイドゥのニュースリリースより)

建材メーカーのデジタル化促進で中国経済の発展を促進

 デジタル化の推進は、メーカーが発展するチャンスを獲得するための必須条件となっており、世界中の多くのメーカーが、その方向に向かって既に舵(かじ)を切っている。バイドゥと中国建材集団は、デジタル技術を用いた物流のスマート化や鉱山採掘へのデジタル技術の応用、工場のデジタル化、BtoB領域での自動運転、データセンター、企業向けAIソリューションなどの分野で深く協業する。この提携を契機に、建材分野のより多くのメーカーに対してデジタル化とAI(人工知能)活用の融合をサポートし、建材分野だけでなく製造業全体に対して、デジタル化およびスマート化のモデルケースを示していく。中国国内のメーカー全体のデジタル化およびスマート化をテコ入れすることで、中国経済の発展を促進していく方針だ。

中国建材集団は世界最大級の建材メーカー

 中国建材集団は中国最大の総合建築材料メーカーで、売上高の大きさで世界の企業を格付けする米フォーチュン誌の「世界500社」に9年連続ランクインしている。2019年末時点で、資産総額は約6000億元(約9兆900億円)、年間売上高は3900億元(約5兆9085億円)以上、従業員数は約20万人となっており、上場企業13社(そのうち海外上場企業は2社)を傘下企業として抱えている。セメントやコンクリート、石こうボード、ガラス繊維、風力タービン、セメントガラスエンジニアリングサービスなどの事業は、世界第1位の規模である。また、超薄型電子ガラスや高性能炭素繊維、リチウムイオン電池の隔離膜、ハイパワー用圧電セラミックなど、多くの新材料事業で中国国内をリードしている。

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