中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)傘下にあるクラウド事業部門「華為雲(ファーウェイクラウド)」は2020年6月19日、ホテルや病院、オフィスビルなどの施設内の配達を物流ロボットが代行する「ラスト100メートル物流ソリューション」をリリースした。同社はサービスロボットを手掛ける「映博智能(パッドボット)」と共同で同ソリューションを提供する。

物流ロボット「PadBot W2」がエレベーターと連係する様子(画像はファーウェイのニュースリリースより)
物流ロボット「PadBot W2」がエレベーターと連係する様子(画像はファーウェイのニュースリリースより)

玄関から手元までの「ラスト100メートル」に挑戦

 現在中国では、新型コロナウイルス感染症対策のため、オフィスビルなどの施設まで届けられたデリバリーや郵送物は、1階の保管エリアに置かれたり、受付で一時的に預けられたりすることが多い。受け取るためには1階まで降りる必要がある。しかも、郵送物によっては、取りに来るよう配達員や1階の担当者から電話で催促されることも少なくない。

 だが、実際には取り掛かっている仕事が忙しくてすぐに取りに行けなかったり、そもそも1階まで降りるのが面倒であったりというケースも多い。ファーウェイは、そのような施設の1階玄関から、ビルに入居するオフィスで働く人の手元までの「ラスト100メートル」に着目し、同ソリューションの提供を開始した。

施設内を自由に移動可能な仕様

 同ソリューションでは、ファーウェイが提供するファーウェイクラウドIoTプラットフォームが活用され、物流ロボットは施設内のエレベーターやゲートなどの設備と連係が可能だ。つまり、物流ロボットはエレベーターの利用が可能で、ゲートとも連係して施設内を自由に移動できる。

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