
新・Watcher 中国テックジャイアント
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- 2023.06.02
バイドゥ 300社以上を巻き込み、大規模AIモデルの普及を推進 中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)は、AI(人工知能)生成式対話プロダクト「文心一言(ERNIE Bot)」のテスト版の提供を2023年3月に開始して以来、ファウンデーションモデル(大規模AIモデル)を取り巻く新たなエコシステムの構築を着々と進めている。23年5月中旬時点では、300社を超える企業が同社のファウンデーションモデルプラットフォーム「文心千帆(ウェンシンチェンファン)」のテスト版利用に参加している。 -
- 2023.05.25
ChatGPT超えか? 科大訊飛、最新大規模AIモデルを発表 中国の音声認識大手「科大訊飛(アイフライテック)」は2023年5月6日、ファウンデーションモデル(大量の言語や画像データを使って訓練する大規模なAI[人工知能]モデル)「訊飛星火(iFLYTEK SPARK、アイフライテックスパーク)」の発表会を開催した。同社の研究院院長の劉聡(リュウ・ツォン)氏は、訊飛星火の7つの能力を実演。訊飛星火はそのうち、テキスト生成能力、Q&A能力、数学的能力の面で、米オープンAIの対話型AI「ChatGPT(チャットGPT)」と互角かそれ以上のパフォーマンスを見せた。 -
- 2023.05.18
テンセントが最新ロボット発表 センシングで柔軟な操作を実現 中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)のロボット研究専門組織「Tencent Robotics X」は2023年4月25日、最新のロボット研究における成果であるロボットハンド「TRX-Hand」とロボットアーム「TRX-Arm」を発表した。TRX-Handは、人の手のような柔軟な操作能力を持ち合わせており、異なるシーンへの適応と柔軟な動作が可能。その弟分にあたるTRX-Armは、人の居住環境を想定し自主開発されたもので、器用な運動能力と瞬発力を特徴としている。 -
- 2023.05.12
センスタイム、最新AI製品を複数発表 新ビジネスモデルも提示 中国の画像認識大手である商湯集団(センスタイム)は2023年4月10日に開催したテクノロジー・デイ・イベントで、ファウンデーションモデル(大量の言語や画像データを使って訓練する大規模なAIモデル)システム「日日新(SenseNova)」を発表した。このシステムは、自然言語処理やAI(人工知能)コンテンツ生成、そしてデータの自動ラベリング処理などのモデルとその能力を提供する。同社は、AGI(汎用人工知能)の普及に向けた重要な布石を打ったことになる。 -
- 2023.04.27
アリババが大規模AIモデルに全振り チャットツールはこう変わる 中国EC(電子商取引)最大手であるアリババ集団のクラウドサービス「阿里雲(アリクラウド)」は、2023年4月11日に開催した阿里雲峰会(アリ・クラウド・サミット)で、ファウンデーションモデル(大量の言語や画像データを使って訓練する大規模なAIモデル)「通義千問(トンイーチェンウェン)」を発表した。同社は、通義千問を企業向けコミュニケーションツール「釘釘(ディントーク)」を筆頭に、全ての自社製品に組み込んでいく予定だ。 -
- 2023.04.19
アリババ、国連機関と連携 人道援助のための物流網を構築 中国EC(電子商取引)最大手のアリババ集団傘下の物流会社である菜鳥(ツァイニャオ)は2023年3月28日(イタリアのローマ時間)、ローマで、国連組織の世界食糧計画(WFP)とグローバル物流における連携協定を締結したことを発表した。双方は、世界中の緊急人道援助やサプライチェーン能力の向上といった領域で、3年間にわたる連携を展開していく予定だ。ツァイニャオのような中国の物流企業が、WFPのグローバル物流パートナーになるのは初めてとなる。 -
- 2023.04.13
ファーウェイ 太陽光発電所の点検効率を大幅アップへ 中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)は2023年3月28日、ドローンを利用した点検業務の開発も手掛ける太陽光発電サービスプロバイダー「尚特傑電力科技(SNEGRID)」と共同で開発したスマートIV(電流電圧特性)&CV(コンピュータービジョン)統合診断ソリューションを発表した。このソリューションは、スマートIV診断とドローンによるCV診断のそれぞれの優位性を合わせ、太陽光発電所のメンテナンス効率を大幅に向上できる。 -
- 2023.04.06
小さな商店を救え テンセントが商店“発見”マップを発表 中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)傘下の地図サービス「騰訊地図(QQマップ)」は2023年3月23日、SNS(交流サイト)アプリ「微信(ウィーチャット)」と連携して開発した新たな地図サービス「小修小補便民地図(直訳で、小規模な修理・修繕商店の便利サービスマップ)」を発表した。この取り組みは、小規模な修理・修繕商店の存在をデジタル世界の中で可視化する計画「小修小補引路行動(直訳で、小規模な修理・修繕商店への道案内アクション)」が背景にある。 -
- 2023.03.30
アリババが専用コンピューターで農村部4万5000人の教育を支援 中国EC(電子商取引)最大手のアリババ集団は2023年3月3日、中国教育発展基金会と共同で取り組む、農村部向けにデジタル技術を通じて教育を支援するチャリティープロジェクト「少年クラウド教育支援計画」の進展について公開した。プロジェクト開始1年あまりで、クラウドに接続する専用コンピューター「クラウドコンピューター」を、中国の20のエリアで約4万5000人の生徒に提供し、農村部のクラウド環境を整えつつある。 -
- 2023.03.23
利用者150万人 2023年も世界一目指すバイドゥのロボタクシー 2023年2月28日、中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)の自動運転タクシー配車サービス「蘿蔔快跑(ルオボークワイパオ)」は、中国・武漢市における自動運転タクシー(ロボタクシー)車両数が100台を超えたことを発表した。運営範囲内の道路距離数は750キロメートルを超え、サービスエリアの面積は530平方キロメートル、利用者数は150万人近くに及ぶ。23年1月末までの累積受注(乗車)件数は200万件を突破し、世界最大規模の自動運転タクシー配車サービスとなっている。 -
- 2023.03.17
中国で実用化続々 テンセントのAI生成コンテンツサービス 中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)傘下のクラウドサービス「騰訊雲(テンセントクラウド)」は2023年2月、同社の太極(タイジ―)機械学習プラットフォームと連携し、AI(人工知能)画像生成および編集技術サービス「騰訊雲AI絵画」の外部提供を開始していることを公開した。このサービスは、入力した画像やテキストを結合し、入力内容に沿う高品質な画像コンテンツを高効率かつ柔軟に生成できるものだ。 -
- 2023.03.09
BMWとアリババが中国スタートアップ育成に注力 20件が既に稼働 中国EC最大手のアリババ集団のクラウドサービス「阿里雲(アリクラウド)」は、ドイツBMWのオープンイノベーション部門「BMW Startup Garage」と連携し、共同で設立した「連合イノベーション基地」を拠点として、スタートアップ企業によるイノベーションのスケールアップをサポートしてきた。今回は、同基地のこれまでの取り組みと、直近のアクセラレーションプログラムの全貌を取り上げる。 -
- 2023.03.03
バイドゥの最新AI対話モデル 自動車への搭載で市場拡大へ 中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)傘下の電気自動車(EV)企業「集度汽車(ジードゥ)」は2023年2月14日、中国北京市にて「ROBOVERSE三里屯体験センターキックオフ会」を開催した。同時に、バイドゥが自社の知識増大ファンデーションモデル「文心(ERNIE)」に基づき開発したAI(人工知能)生成式対話プロダクト「文心一言(ERNIE Bot)」を利用し、車内空間での人とのインタラクションに特化したAIモデルを実装する。 -
- 2023.02.24
2年で約3000人を育成 シーインのデザイナー支援プロジェクト 中国の新興アパレル「SHEIN(シーイン)」は2023年1月、世界中のデザイナーや芸術家を対象とした育成プロジェクト「SHEIN X」を21年1月に発表して以来、2周年を迎えた。シーインは過去2年間で5500万ドル(約71億5000万円)以上を同プロジェクトに投入し、20以上の国から来た約3000人のデザイナーや芸術家をサポートしている。23年は、引き続き全世界を対象に、1000人の優秀なデザイナーや芸術家を探し、同プロジェクトに加入させることを目指す。 -
- 2023.02.21
中国発AI生成コンテンツは何がすごい バイドゥが示す3つの成果 中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)は2022年8月にAI(人工知能)芸術コンテンツ生成プロダクト「文心一格(ウェンシンイーガー)」を発表して以来、AIGC(AI生成コンテンツ)領域における技術の刷新とその普及を加速させている。ウェンシンイーガーは、既に一般向けに公開されており、一般ユーザーの誰もが使用することができる。今回は、そのウェンシンイーガーを深掘りすると同時に、バイドゥのAIGC領域における取り組みについて注目したい。 -
- 2023.02.14
ドイツのポルシェがバイドゥのメタバース「シーラン」をフル活用 中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)は2023年1月、自社のメタバースアプリ「希壤(シーラン)」上で、新たなイベントや空間を続々と開催した。1つは、ドイツの高級車メーカー「ポルシェ」中国が手掛けるデジタルコレクション(以下、コレクションとする)発表会「911-夢想家」のオンラインイベント、もう1つは、上海市の証券大手「申万宏源証券(SHENWAN HONGYUAN GROUP)」が手掛ける投資家教育基地だ。最後に、23年1月に発表されたシーランのアップグレードについても注目したい。 -
- 2023.02.02
メタバース番組制作をサポート 驚異の中国発メタテック 中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)のクラウド部門「華為雲(ファーウェイクラウド)」は、2022年12月31日に放送された中国湖南省の衛星テレビ局「湖南衛視(湖南チャンネル)」の番組「2022-2023跨年晩会(直訳で、22~23年の年越しナイトパーティー、以下ナイトパーティー)」の製作に際して、技術を提供した。ファーウェイクラウドは、22年11月に発表したクラウドネーティブレンダリングエンジン「MetaEngine」を通じて、同チャンネルのバーチャルヒューマンやバーチャルシーン、そしてメタバース(仮想空間)関連の番組の制作をサポートしている。 -
- 2023.01.19
バイドゥの新サービス「デジタルツインマップ」の4つのポイント 中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)傘下の地図サービス「百度地図(バイドゥマップ)」は2022年12月30日、デジタルツイン版地図サービス「百度数字学生地図(バイドゥデジタルツインマップ)」を発表した。この地図は現実世界の空間とそこでのリアルタイムな動きを、仮想世界にそのまま再現するデジタルツインを活用した新たな地図サービス。バイドゥは同地図サービスを通じて、中国の各業界のデジタル化の強化を促進する考えだ。 -
- 2023.01.12
テンセント ゲーム用AIを病理学診断の支援に用い医師不足へ対応 中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)は2022年12月19日、その傘下のAI(人工知能)研究組織であるテンセントAIラボが開発し、プレーヤー同士の連携したプレーが可能なAIプログラム「絶悟(ジュエウー)」を病理学診断に応用したAIプログラム「絶悟RLogist(ジュエウーRロジスト、Reinforcement LearningとPathologistの造語)」を発表した。これにより、AIの強化学習機能を、より大きなサイズの病理画像のスキャンに利用し、病理医による診断の意思決定をサポートすることができるという。 -
- 2023.01.06
テンセント 一般市民による炭素取引をミニプログラム上で実現 中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)は2022年12月12日、「2022カーボンピーク・カーボンニュートラルフォーラムおよび深セン国際低炭素城フォーラム」にて、深セン市生態環境局、深セン排出枠・排出量取引所と共同開発したミニプログラム「低碳星球(直訳で、低炭素プラネット)」上で、一般市民による第三者認証炭素取引が初めて行われたことを発表した。同時に、新しく開発された「碳碳星球」(直訳で、炭素炭素プラネット)も発表された。 -
- 2022.12.22
バイドゥ 世界最大の全無人自動運転運営サービスエリアを展開へ 中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)は2022年11月29日、同社の自動運転プラットフォームであるApollo(アポロ)のテクノロジーオープンデー「Apollo Day(アポロデイ)」をオンラインで開催した。会場では、アポロの最新自動運転専用マップや自動運転技術を公開した。アポロは、今までの技術の蓄積と持続的なイノベーションにより、業務の規模を拡大し、23年には世界最大の全無人自動運転エリアの創出を目指している。 -
- 2022.12.15
アリババ ネスレ中国とD2C物流サプライチェーンモデルを展開 中国EC最大手のアリババ集団傘下の物流会社の菜鳥(ツァイニャオ)は2022年11月24日、スイスの食品大手ネスレグループ中国拠点(以下、ネスレ中国とする)と新しく連携協定を結んだことを発表した。今後両社は、D2C(Direct to Consumer、消費者直接取引)の配送オペレーションから物流の自動化、IoT技術などまでを対象とし、ネスレ中国が構えるサプライチェーンのデジタル化・スマート化を共同で強化していく。 -
- 2022.12.08
テンセント メタバースを駆使した新車マーケティングを展開へ 中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)は2022年11月18日、中国第一汽車集団と独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の合弁による自動車ブランド一汽-大衆汽車(一汽VW)とともに、一汽VWの新車「攬巡(Tavendor)」の発表会「巡夢之旅(Tavendor Life)」を開催した。CG(コンピューターグラフィックス)アニメレベルのメタバース技術が活用され、消費者は自身のアバターを作成してメタバース空間に入り、乗車の体験ができる没入感ある発表会となっている。 -
- 2022.12.02
バイドゥのメタバース空間「シーラン」 仮想都市を続々創出 中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)は2022年11月、自社のメタバースアプリ「希壤(シーラン)」上で、バーチャル(仮想)都市空間を続々と発表している。1つは中国浙江省杭州市のマスメディア企業「都市快報」が手掛ける都市空間「西子・元杭州」、もう1つは香港に拠点を置く芸術系複合企業大手「超媒体控股(メタメディア)」が手掛ける「元邦(ユエンバン)」だ。 -
- 2022.11.25
アリババ 高齢者向けの聴力健康公益キャンペーンを開催 中国EC最大手のアリババ集団傘下にある医療関連のネットサービス「阿里健康(アリヘルス)」が運営するヘルスケアECプラットフォーム「天猫健康」は2022年11月8日、聴力健康公益キャンペーン「助聴行動(直訳で、補聴アクション)」を開始した。聴力検査や相談、科学的知識の普及、そして介護関連機関への寄付を通じて、高齢者の聴力問題への関心を集めると同時に、高齢者を対象とした聴力ソリューションを提供していく。 -
- 2022.11.17
生鮮スーパーのフーマー 大連市でデジタルで牡蠣を養殖 中国EC最大手のアリババ集団傘下の生鮮食品スーパー「盒馬鮮生(フーマーフレッシュ、以下フーマー)」は2022年10月28日、遼寧省大連市庄河市と連携し、共同でデジタル農業示範都市「盒馬市」を構築することを発表した。既に運営を開始している同じ庄河市の海上盒馬村では、海水浄化システムをアップグレードし、牡蠣(カキ)やその他貝類製品の新しい養殖標準規格を確立している。 -
- 2022.11.10
TikTokのバイトダンス 古典のデジタル化プラットフォーム発表 中国発の動画投稿アプリ「TikTok」を運営する北京字節跳動科技(バイトダンス)は2022年10月12日、北京大学と共同で研究開発された古典書籍のデジタル化プラットフォーム「識典古籍」のテスト版を公開したと発表した。現在、同プラットフォームは、390冊におよぶ古典書籍、掲載文字数にして合計3000万字を無料で一般公開中。今後3年間で、AI(人工知能)によるテキストデータの抽出・整理によって、1万冊の書籍の「デジタル化」を進めていく予定だ。 -
- 2022.11.04
センスタイムのAI中国将棋ロボット プロ棋士と公開対局 中国の画像認識大手である商湯集団(センスタイム)は2022年10月15日、上海中国将棋院と共同で、自社の家庭向けAI(人工知能)中国将棋ロボット「SenseRobot(センスロボット)」と中国将棋のプロ棋士たちの対局イベント「元蘿蔔杯人機巔峰対決」を開催した。今回の対局は、中国将棋の歴史において、感知から意思決定、そして制御までの全てのプロセスを自主的に実行できる将棋ロボットと人類最高レベルの棋士との初の公開対局となった。 -
- 2022.10.27
SHEIN 温暖化ガス排出削減計画を発表 2030年までに25%減 中国の新興アパレル「SHEIN(シーイン)」は2022年9月28日、30年に向けた温暖化ガス削減計画を発表した。シーインは、30年までに自社の業務の中で発生している温暖化ガスの総排出量を25%削減することを目標とする。今後は、同時に発表した21年の温暖化ガス排出量を30年までの削減目標のための基準ラインとしつつ、科学的な排出量の削減を継続して実施していく。 -
- 2022.10.19
テンセントがスマート補聴器を開発 中国1億2000万人を対象に 中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)のWeb会議ツール「騰訊会議(テンセントミーティング)」傘下の「天籟実験室(TEA Lab)」は「2022国際ろう者週間」開始の日である2022年9月25日に、「騰訊天籟行動2022年度発表会」を開催した。会場では、テンセント内外部の提携パートナーと共同で補聴器、ミニプログラム、聴力健康サービスネットワークを組み合わせた高齢者向け聴覚障害対応ソリューションを発表した。 -
- 2022.10.13
ファーウェイクラウド 世界1万社を対象にアクセラレーター始動 中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)のクラウド部門「華為雲(ファーウェイクラウド)」は2022年9月15日、華為雲全球創業者峰会(直訳でファーウェイクラウドグローバル創業者サミット)を開催。ファーウェイクラウドは、ベテランの投資家たちと、スタートアップを支援する「華為雲加速器(ファーウェイクラウドアクセラレーター、以下加速器)」を始動。3年以内にグローバルで1万社のスタートアップを対象に、その成長を支援し、エコシステムを構築する。 -
- 2022.10.06
テンセント 輪脚融合型ロボットの最新研究成果を発表 中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)のロボット研究専門組織「Tencent Robotics X」は2022年9月9日、自社の輪脚融合型ロボット「Ollie」の最新研究成果を発表した。Ollieは21年6月に発表されたロボットで、幾度も改良が重ねられている。今回新しく追加された機能として、ロボットの上部に搭載した「触覚機能」と車輪構造の脚部による「二足歩行機能」がある。 -
- 2022.09.29
アリババ 保険大手と共同でIoTを活用した新たな保険を開発 中国EC最大手アリババ集団傘下のクラウドサービス部門「阿里雲(アリクラウド)」は2022年9月初旬、中国保険大手「中華財険(CIC)」と連携し、漁業養殖場向けの保険をデジタル化によってアップグレードする取り組みについて発表した。両社はIoT設備と従来の保険を組み合わせた新たな保険商品「クラウド保険養殖池」を共同で開発し、漁業の発展を促進するプロジェクトとして進める。 -
- 2022.09.21
ファーウェイ メタバース領域でもクラウドネーティブを実現 中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)は2022年9月2日、中国上海市で開催された世界人工知能大会(WAIC)の会場にて、上海道客網絡科技公司(DaoCloud)と共同で、メタバース領域を対象とした「クラウドエッジコラボ超融合一体機(以下、一体機とする)」を発表した。これにより、クラウドネーティブの境界線をエッジ端末にまで拡張し、リアルタイム性を確保したバーチャルおよびデジタル世界を実現できるようになる。 -
- 2022.09.14
アリババの淘宝造物節が開幕 2022年はイノベーション要素を強化 中国EC最大手アリババ集団傘下のECサイト「淘宝網(タオバオ)」は、2022年8月24~30日に中国広東省広州市で第7回となる「淘宝造物節2022(TAOBAO MAKER FESTIVAL 2022)」を開催した。今回の造物節では、「創新創業大会」を新設。このイベントは、若者の起業家や中小企業の創始者、そして業界のリーダーなどに相互交流や、ひらめき、刺激の場を提供することで、ビジネスの新たなチャンスやアイデアを探索することを目的としている。 -
- 2022.09.07
あの「4足歩行ロボット」が劇的進化 どこが変わった? 中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)のロボット研究専門組織「Tencent Robotics X」は2022年8月8日、自社開発の4足歩行ロボット「Max」の最新状況について発表した。Maxは、21年3月2日に披露されて以来、視力、知能、そして体力の3つにおいて、格段の進化を遂げている。中国武術の1つで、地面に梅の花の形を形成するように立てられた杭(くい)の上で足踏みの稽古をする「梅花椿」で、その進化を披露している。 -
- 2022.08.31
センスタイム 家庭向けAI中国将棋ロボットを発表 中国の画像認識大手である商湯集団(センスタイム)は2022年8月9日、家庭向けのAI(人工知能)中国将棋ロボット「元蘿蔔SenseRobot(センスロボット)」を発表した。このロボットは、中国の伝統的な文化である中国将棋とAI技術との融合を実現し、中国将棋協会の認証も取得済みだ。今後は、子供が中国将棋を学習するパートナーとなり、子供と対局することで子供の思考力を鍛えるほか、中国の将棋文化の次世代への引き継ぎにも貢献すると思われる。 -
- 2022.08.19
バイドゥ デジタルヒューマン・ライブ配信プラットフォーム発表 中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)のクラウドサービス「百度智能雲(バイドゥAIクラウド)は2022年7月21日に開催した「百度世界大会2022」で、デジタルヒューマン・ライブ配信プラットフォームを発表した。同プラットフォームは、生身の人間、CG技術を使って制作された3Dアバターである「デジタルヒューマン」を制御する中央管制システムの管理担当者、そして対応する複雑なハードウエアを必要としないため、ライブ配信のコストを30%以上削減することができる。 -
- 2022.08.10
アリババのカーボンニュートラルツール「能耗宝」 2000社超が導入 中国EC最大手のアリババ集団傘下のクラウドサービス部門「阿里雲(アリクラウド)」は、カーボンニュートラル管理ツール「能耗宝(Energy Expert)」を、2022年6月末までに中国国内で2000以上の企業へ導入した。22年2月23日の発表から約4カ月でこれだけの実績を上げた格好だ。アリクラウドは、企業のカーボンニュートラル実現に向け、エネルギー消費管理と二酸化炭素排出量管理の2つの面から支援する。 -
- 2022.08.03
クラウドウォーク 新製品のエッジAIボックス「諦格」を発表 中国のAI(人工知能)技術開発大手の雲従科技(クラウドウォーク)は2022年6月2日、小規模なビジネスシーンにAIを応用できるエッジAIボックス「諦格(ディガー)」を発表した。AIを応用できる小規模なビジネスシーンは大量にあり、従来のAIを導入するには高かったハードルを、このエッジAIボックスで大きく引き下げる。クラウドウォークは独自で高効率なAIの生産ラインを構築しており、大量のAIアルゴリズムを生成することで、大量の需要を満たすことができる。