※日経トレンディ 2020年6月号の記事を再構成
新型コロナウイルスの感染拡大による影響で多くの人が外出自粛を強いられた期間、自宅に居ながらスポーツなどを遠隔で楽しめるネットサービスに注目が集まった。生活を充実させるとっておきのリモートライフ。今後もリアルと併用できるサービスを紹介しよう。
新型コロナウイルスに端を発した「ステイホーム」の波に乗り、スポーツや飲み会をオンラインで楽しむ“潮流”が生まれている。
「さあみんな、あと1セットだ」――。暗闇フィットネス事業を手掛けるベンチャーバンク(東京・港)は2020年3月、リアルタイムでオンラインレッスンを受けられる無料の「VB▶︎暗闇FitLIVE」を開始した。ライブ配信アプリ「LINE LIVE」を通じて、「暗闇キックボクシング」「アミューズメント型筋トレ」など4ブランドのインストラクターがスタジオから決まった時間に生中継するものだ。
1つのプログラムは約5分間と短く、体を効果的に引き締められる工夫がある。特別な道具が要らない手軽さも受けて、2000人以上が同時視聴するなど既に多くのファンが夢中になっている。2020年6月時点でサービスは一旦終了しているが、強化版を別サービスとして継続中だ。
より本格的にフィットネスをしたい人向けにお勧めなのが「WEBGYM LIVE」や「Zwift」だ。家庭用のインドアサイクルや、自分の自転車の後輪に「スマートローラー」と呼ぶ専用装置を付けて部屋に持ち込むなど道具が必要になるが、たっぷりと汗をかける。最大で約4万人が同時ログインするZwiftなら、世界中の自転車マニアと24時間いつでも一緒に画面上のコースを駆け巡ることができる。
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