※日経トレンディ 2020年6月号の記事を再構成
マウスやモバイルディスプレイなどをそろえてパソコン回りを整えたら、次にやることは「仕事に集中できる環境づくり」だ。
まず確認したいのが集中力をそぐようなノイズが周囲にあるかどうか。家族の足音や冷蔵庫の振動音、クルマのエンジン音など、自宅ではオフィスとは異なる騒音が多い。もし仕事に支障を来すようであれば、テクノロジーの力で解決する方法もある。
例えばキングジムの「デジタル耳せんMM2000」は、ノイズキャンセル機能を搭載した製品。スマホと接続して音楽を聴くといったことはできないが、外部の騒音を打ち消して集中できる環境をつくれる。従来モデルよりも進化し、人の呼び掛け声など必要な音はよく聞こえるように進化した。
また、照明も重要だ。「会社のオフィスは手元まで明るいが家庭の照明は実は暗め。在宅勤務ではデスクライトを導入したい」(小山氏)。明るすぎても目が疲れるので、調光機能が付いたLEDライトがお薦めだ。
「Dyson Lightcycle Morph」(ダイソン)は、スマホアプリと連係し、「作業モード」「リラックスモード」など利用シーンに合わせた調光ができるLEDライト。自動輝度センサーや人感センサーなどを搭載しているほか、間接照明やムードライトとして使えることも魅力だ。
その他、下に置いた書類や書籍をスキャンする機能を搭載した「CZUR Aura」(CZUR)など、ユニークなLED照明もある。
照明環境を整えてスポットライト効果を狙う
自宅の照明は暗いので、文字の視認性も落ちます。色温度が高い5000K(ケルビン)を超える照明がお勧め。夜間もデスクライトのみで仕事すれば、周りの風景が気にならなくなるスポットライト効果が得られます。
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