一見魅力的な製品だが、果たして買って大丈夫と言えるのか。製品チェックに秀でた識者が良しあしを一刀両断する。今回は「機能を後から増やせる」というオーブンレンジをチェックした。
※日経トレンディ2021年10月号の記事を再構成
パナソニックのオーブンレンジ「ビストロ」は2006年から長く続く人気シリーズだ。高火力のグリル機能や時短調理ができる機能を多数搭載し、忙しい現役世代に評価されてきた。
そんな中、20年9月に発売された「ビストロ NE-UBS5A」(実勢価格6万6000円・税込み)は、多機能とは違う斬新なアプローチを採用した。それが、後から機能を増やせるとうたう「マイスペック」という提案だ。
●本体サイズ・重さ/幅500×奥行き400×高さ347ミリメートル・14.3キログラム
●庫内サイズ/幅319×奥行き350×高さ223ミリメートル
●レンジ最高出力/1000W
●オーブン温度調節/80〜250度
●消費電力/1.35kW
一見すると多機能オーブンレンジには見えないシンプルな外観だが、使い勝手はどうか。実際にいくつかのメニューを調理してテストした。
NE-UBS5Aの特徴の一つが、本体内蔵メニューを最小限にして、あとはスマホアプリと連携して利用する仕組みだ。一般的に多くのオーブンレンジは、100以上のレシピを内蔵し、付属のレシピ本を見ながらメニューを選んで調理する。一方で、NE-UBS5Aにはレシピ本が付属せず、メニューの選択や材料、下ごしらえの確認などはすべてスマホアプリ「キッチンポケット」で行う。作りたいメニューがあったら、アプリからメニューをWi-Fiで転送する仕組みだ。
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