英語でのビデオ会議の際、ネーティブスピーカーの話すスピードについて行けなかったり、発言が終わらないのに途中でさえぎられてしまったりすることがある。このため日本のビジネスパーソンは質問をしなかったり、意見を述べたりしないケースが多い。この状況をどうすれば変えることができるのか。シリコンバレーの著名通訳者であるミッキー・グレース氏に解説していただく。
第7回目を迎えた今回は、「会議をスムーズに運ぶこつ」の第2弾です。会議に積極的に参加することについて考えたいと思います。「参加する」ということは、会話や議論を聞き取ることができるというのはもちろん、質問するとか意見を述べるという能動的なアクションが必須です。
ビデオ会議で苦労していることは? と聞くと、以下のような悩みに集約されるようです。
- 相手の話すスピードについて行けない
- 聞き取れないときに「もう一度お願いします」の連発になって気が引ける
- 7、8割聞き取れていると思うが肝心なところまで把握できているか自信がない
- 言いたいことを全て言い終わっていないうちに割り込まれてしまう
そこで今回は、このような場面をどう克服できるか、少なくともどうすれば乗り切れるのかを考えてみたいと思います。
悩み(1):相手の話すスピードについて行けない
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