新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、「Zoom」に代表されるビデオ会議サービスの利用が急速に広まっている。しかしネーティブスピーカーの発音が分からないというビジネスパーソンは少なくない。シリコンバレーの著名通訳であるミッキー・グレース氏に前回に続いて、いかにして聞けるようになるのか解説していただく。
今回は前回に続いて、ネーティブスピーカーの英語を聞き取れるようになるために必要なこつをお伝えしたいと思います。
英語がまったく聞き取れないというときは、知らない単語だったという以外に、2つの単語がくっついている「リンキング」が生じている場合があると前回説明しました。このリンキングにはいくつかのパターンがありますので、ここでいったん整理してみましょう。
リンキング1:末尾の子音+先頭の母音
リンキングで一番多いのは、前の単語の末尾の子音と次の単語の先頭の母音がドッキングしてしまうパターンです。以下、青字のところがリンキングされているところです。
- テイキッ Take it
(つづりの問題ではなく発音が子音で終わる場合) - ハウズヒードゥ―イン How is he doing?
- イノーダートゥー In order to
- グッダンサー Good answer
リンキング2:末尾の子音+youのY
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