コンタクトレス・エコノミーがやってくる

新型コロナウイルスの感染拡大で、米国では多くのレストランが閉鎖に追い込まれた。自宅待機を強いられた人々の最大の娯楽は日々の食事となった。そうした中、コロナ禍やニューノーマル時代への対応で、外食業界は新たな工夫を次々と実行に移し始めている。

Yo-Kai Expressの自動販売機(出所/同社)
Yo-Kai Expressの自動販売機(出所/同社)

 「ニューノーマル時代に対応した自動販売機を開発し、全面的に対応していく」

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 シリコンバレーのフードテックスタートアップ、Yo-Kai Expressのアンディ・リン創業者兼CEO(最高経営責任者)はこう力を込める。一風変わった社名は、日本の妖怪を参考にしたものだ。「妖怪はどんなところにも現れる。我々はそのようにどんな場所でもいつでも人々を楽しませたいと思って名付けた」(リン氏)

 Yo-Kaiの自販機は注文から45秒で熱々のラーメンが食べられるのが特徴だ。空港や商業施設、企業のオフィスなどに設置している。米サンフランシスコ国際空港のコンコースや米電気自動車のテスラのオフィスなどで利用できる。スマート自販機を自社開発したうえで、食材も自社工場で調理して冷凍した状態で納入している。まさに垂直統合モデルだ。

 リン氏は「シリコンバレー・ベイエリアは時給が上昇し、15ドルが普通となっている。レストランオーナーは多くの従業員を雇えなくなっている」として、自販機を売り込んでいた。そこに新型コロナウイルスの感染拡大が発生した。「我々の自販機は人と非接触で24時間食事を出すことができるマシンとして問い合わせが急増している」(同)という。

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