コンタクトレス・エコノミーがやってくる

新型コロナウイルスの感染拡大で、多くの人々が家庭内にとどまることを余儀なくされた。その結果、宅内でのフィットネスサービスの市場が急拡大し、米アップルもスマートウオッチのフィットネス支援機能を大幅に強化する。リラックスなど精神の安定を支援するサービスも好調だ。

宅内でのフィットネスサービスの利用が増えている(出所/ペロトン・インタラクティブ)
宅内でのフィットネスサービスの利用が増えている(出所/ペロトン・インタラクティブ)

 新型コロナウイルスの感染拡大で多くの人々が自宅待機を強いられた。その結果、米国では老舗フィットネスジム「ゴールドジム」の運営会社であるGGIホールディングスが連邦破産法11条を申請するなどビジネスに大きな影響が出ている。2020年3月中旬の自宅待機命令で、スーパーマーケットなど生活に必要不可欠な商業施設以外は閉鎖を余儀なくされたからだ。

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 その一方、オンラインでコンタクトレスで運動ができるサービスが注目を集めている。スタートアップなどが提供するサービスの市場拡大が続いている。スマートフォンのフィットネスコンテンツを利用していたような層に加えて、フィットネスジムに通っていた人々も顧客ターゲットになったからだ。

 例えば、自転車型などのトレーニングマシンを販売し、トレーニングサービスを提供する、米ペロトン・インタラクティブ。同社の株価は年初から30ドル前後を推移していたが、3月末から上昇し7月8日現在は倍の60ドル前後まで高騰している。時価総額は177億ドル(約1兆8900億円)にも達する。

スポーツ大手がフィットネス新興を買収