関ジャニ∞のCMでおなじみの森永製菓のモナカアイス「バニラモナカジャンボ」。実はアイスクリームの側面にチョコの“耳”を付け、モナカのパリパリ食感を長持ちさせる大改革が行われていた。人気を支えているのは、意外にも60~70代のシニア世代。巣ごもり時間の増加で、モナカアイスの食べやすさが見直されている。

パッケージには「New」の文字。実勢価格100円前後
パッケージには「New」の文字。実勢価格100円前後

 2021年3月、森永製菓の「バニラモナカジャンボ」に“チョコミミ”が付き、売り上げを伸ばしている。チョコミミとは、アイスクリームの両側面に付けたホワイトチョコの壁のこと。アイスから漏れる水分をこの“耳”でブロックし、商品の最大の売りであるモナカのパリパリとした食感を長時間維持できるようにした。

バニラモナカジャンボにチョコミミが付いたイメージ図(提供/森永製菓)
バニラモナカジャンボにチョコミミが付いたイメージ図(提供/森永製菓)
半分に割ると、中身のアイスの両サイドに薄くホワイトチョコが付いているのが分かる(赤線で囲んだ部分)
半分に割ると、中身のアイスの両サイドに薄くホワイトチョコが付いているのが分かる(赤線で囲んだ部分)

 コロナ禍における巣ごもり時間の増加で、冷菓市場全体はわずかに伸長している。市場調査会社のインテージによると、20年度は19年度と比較して103%。森永製菓でも購入単価・回数ともに伸びているという。

 バニラモナカジャンボも好調を支えた商品の一つだ。全国小売店の販売データを集計する日経POS情報によると、20年5月〜21年4月の販売金額は前年同期比116%を達成。チョコミミが付いた21年3月は、前年同月比122%を記録した。

■バニラモナカジャンボの販売金額の推移
■バニラモナカジャンボの販売金額の推移
バニラモナカジャンボの販売金額(日経POS情報における日経収集店舗・全スーパーマーケット対象)を「20年5月~21年4月」、「19年5月~20年4月」の期間で比較した。全体的に上昇傾向にあり、21年3月にチョコミミが付くと、売り上げが底上げされた

 森永製菓マーケティング本部の村田あづさ氏は、「何かをしながら食べる“ながら食べ”が増えたことで、ワンハンドで食べられる利便性の高いモナカアイスの特徴が際立った」と見る。

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