ペットボトルのキャップが“弾”になり、トリガーを引くと飲料をモチーフにしたキャラクターから発射される。奇抜なアイデアを打ち出したタカラトミーのシューティングホビー「キャップ革命 ボトルマン」が、発売2週間で出荷分の8割を消化。早くも品薄状態になっている。

第1弾で発売した3種。左から「BOT-01 コーラマル」「BOT-02 アクアスポーツ」「BOT-03 ギョクロック」(いずれも実勢価格800円・税別)
第1弾で発売した3種。左から「BOT-01 コーラマル」「BOT-02 アクアスポーツ」「BOT-03 ギョクロック」(いずれも実勢価格800円・税別)

 ボトルマンは、飲料をモチーフにしたキャラクターの機体にペットボトルキャップをセットし、機体の背後にあるトリガーを押し込むとキャップを発射するシューティングホビー。市販のあらゆるペットボトルのキャップを装填でき、本体さえ買えばキャップを外したペットボトルを的にして遊べる。「BOT-04 ボトルマン デジタル対戦セット」(実勢価格4980円・税別)に付属する専用のフィールドを使えば、ピンを倒す「ボウリング」など遊びの幅がさらに広がる。本来はゴミになるペットボトルを使って遊べるため、環境に優しい玩具であることも魅力だ。2020年10月24日の発売直後から品薄状態になり、20年11月28日の第2弾時にはネット予約解禁時にはサーバーがダウンしたほど、人気は過熱の一途をたどっている。

 玩具は一般的に、クリスマスや正月などの商戦期に大きく売れる傾向がある。固定ファンがいるわけでもない新シリーズ玩具が、どちらでもない時期での発売と同時にこれほど売れた理由は何か。大きな原動力になったのが、発売前3カ月にもわたって仕掛けたマーケティング戦略だ。ボトルマンを開発し、マーケティングも担当しているタカラトミー社員のデュー山本氏は、「各地で玩具の体験会を開催したり、店頭に什器を置いたりするといった従来の手法がコロナ禍で取れなかった。全く新しい方法を手探りしていた感覚」と言う中、打ち出した戦略がことごとく当たった。