au Payが上半期に躍進 3%還元のLINE Payクレカも注目【マネー】(画像)

※日経トレンディ 2020年6月号の記事を再構成

2020年、新型コロナウィルスの感染が拡大する中での上半期ヒット商品と、ウィズコロナ時代の下半期ブレイク予測を総まとめした本特集の第14回はマネーのジャンルを取り上げる。キャッシュレス決済市場ではKDDI「au PAY」が躍進し、保険の分野では日本初のP2P保険、「わりかん保険」が健闘した。下半期は、還元率3%というLINE Payクレジットカードに注目。

 拡大するキャッシュレス決済市場で、20年前半に注目度をがぜん高めたのが、KDDIのスマホ決済「au PAY」だ。19年12月にPontaとのポイント統合を表明し、20年2月にはアプリを刷新。2~3月に実施した「誰でも!毎週10億円!もらえるキャンペーン」では、支払金額の最大20%相当をポイント還元する大盤振る舞いで世間の話題をさらった。7週間の実施期間中、家電量販店などに利用者が殺到。毎週10億円の還元原資は、早々に無くなるケースが大半だった。

 先行する「PayPay」「LINE Pay」などに比べて影が薄かったau PAYだが、この遅れて来た“祭り”の効果で、20年2月から利用者の伸びが加速。2200万人超の会員基盤を強みに“ペイ競争”の最前線に加わった。

【上半期ヒット】“大還元祭り”で利用者がお店に殺到
au PAY(KDDI)

 KDDIは決済関連サービスをau PAYブランドに統一。利用拡大策の目玉として、20年2月半ばから7週間にわたって毎週10億円還元キャンペーンを実施し、お得なスマホ決済としての認知度を一気に高めた。このタイミングで新たにau PAYを使い始めた他キャリア契約者も多かった。会員数は20年3月時点で2200万人超。共通ポイントであるPontaとのポイント統合(20年5月から)も注目されている。

「売れ行き」=売り上げの大きさやシェアの高さはどうか、「新規性」=これまでにない画期的な機能や特徴はあったか、「影響力」=消費者の生活スタイルを変えたか。3つの項目で評価(以下同)
「売れ行き」=売り上げの大きさやシェアの高さはどうか、「新規性」=これまでにない画期的な機能や特徴はあったか、「影響力」=消費者の生活スタイルを変えたか。3つの項目で評価(以下同)
■利用者の伸びが2月に加速
■利用者の伸びが2月に加速
注)フラー調べ。19年10月の月間利用者数(MAU)を1.0として指数化
au PAYとして過去最大の還元キャンペーンを実施すると共に、テレビCMでも認知を拡大
au PAYとして過去最大の還元キャンペーンを実施すると共に、テレビCMでも認知を拡大

【下半期ヒット予測】初年度の還元率は何と3%。見逃せない1枚(期待度:★★★)
Visa LINE Payクレジットカード(LINE Pay、三井住友カード)

 LINE Payのクレジットカードが20年4月にいよいよ受け付けを開始。初年度は3%ポイント還元(21年4月末まで)となるのが大きな魅力だ。LINE Payと連係してスマホ決済にも利用可能。クレカ好きは必携の1枚だ。

【これも期待!】楽天ペイのアプリでSuicaが使えるように

 スマホ決済「楽天ペイ」で電子マネー「Suica」の発行・決済が可能になる(20年5月開始)。楽天カードでSuicaにチャージすると、楽天スーパーポイントを獲得できて便利だ。

楽天ペイのSuica連係
楽天ペイのSuica連係