※日経トレンディ 2020年6月号の記事を再構成

2020年、新型コロナウィルスの感染が拡大する中での上半期ヒット商品と、ウィズコロナ時代の下半期ブレイク予測を総まとめした特集の第11回。クルマのジャンルでは、新型SUVのトヨタ自動車「ライズ」などが好調なすべり出しを見せたのに加え、新型コロナウィルスの影響でサブスクリプションサービスが伸長。下期は日産自動車が新たに投入するコンパクトSUVの注目度が高い。

 2020年に入り、新車登録台数(日本自動車販売協会連合会調べ。軽除く)で1月、2月と連続でトップに立ったのが、トヨタ自動車の「ライズ」だ。運転しやすいコンパクトサイズながら広い車内空間を実現し、近年人気の多目的スポーツ車(SUV)らしい力強いデザインがドライバーのハートを射止めた。19年11月の発売から1カ月で月販目標の約8倍となる3万2000台の受注を獲得。20年3月までの累計新車登録台数は5万台に迫った。

 同車はダイハツ工業のOEM(相手先ブランドによる生産)ということで当初は厳しい見方も一部あったが、普段使いにもレジャーにも力を発揮する用途の広さが消費者の心をがっちりとつかみ、大きなヒットにつながった。

【特集】上半期ヒット大賞&下半期ブレイク予測
【第1回】 コロナ禍でのヒット商品は? 逆風の中で見えた4つの上半期ヒット大賞&下半期ブレイク予測法則
【第2回】 極細ボールペンがヒット 次は小型エコバッグ?【文房具・雑貨】
【第3回】 『鬼滅の刃』なぜ大ヒット? 企業コラボ多数で経済圏を拡大
【第4回】 アニメ「鬼滅の刃」、放送後「神回」とトレンド入りし続けた秘密
【第5回】 新型ゴキブリ駆除剤がヒット ノンアル除菌も伸びる【日用品】
【第6回】 ドワンゴが先陣 「無観客ライブ配信」がコロナ禍の新潮流に
【第7回】 調理家電が絶好調 自宅映画館化にヒットの兆し【家電デジタル】
【第8回】 スマホはシャープが圧倒的トップ Zoomも大ヒット【通信】
【第9回】 無塩ポテトチップス、二郎風ラーメンが上半期にヒット【食品】
【第10回】 資生堂メンズコスメ、マスクに合う化粧品が躍進【美容アパレル】
【第11回】 トヨタ「ライズ」が好調 コロナでサブスクも伸びる【クルマ】
【第12回】 コカ・コーラ「檸檬堂」が大ヒット、キリンの乳酸菌水も【飲料】
【第13回】 任天堂リングフィットが品薄に 人生ゲームも特需【ゲーム玩具】
【第14回】 au Payが上半期に躍進 3%還元のLINE Payクレカも注目【マネー】
【第15回】 「ソロキャンプ」ブームが加速 用具やサービスも1人用が充実

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