
日経クロストレンドは、マーケター400人、ビジネスパーソン1000人を対象に、新型コロナウイルスの影響についてアンケートを実施。第4回は、アフターコロナの行動変化を読み解く。旅行や映画などの反動消費は起こるのか。商品を選ぶ決め手はどう変わるのか。意外な結果が見えてきた。

前回(第3回)の記事で、全国のビジネスパーソン1000人アンケートの結果から、特別定額給付金10万円のうち消費に回す割合や、給与の見通し、4月以降の消費など、“懐事情”についてまとめた。第4回は、新型コロナ危機後の生活行動、意識の変化について分析したい。
【第2回】 Withコロナ調査、マーケのDX「待ったなし」 課題は在宅勤務環境
【第3回】 給付10万円のうち消費に回るのは4万9407円、「全額使う」18.9%
【第4回】 マーケターの想定超える懐事情 アフターコロナは低価格志向へ ←今回はココ
まず新型コロナ感染「拡大前」と「拡大後」を比較して、「大幅に減少」および「やや減少」と答えた人が多かった生活行動(※飲食系を除く)は、「国内旅行に行く」59.4%(大幅減41.4%、やや減18.0%)、「映画館に行く」44.8%(大幅減33.7%、やや減11.1%)、「コンサートやイベントへ行く」39.8%(大幅減31.7%、やや減8.1%)、「海外旅行に行く」30.5%(大幅減26.1%、やや減4.4%)の4つだった。
では新型コロナの感染危機が去ったら、これらの生活行動が果たしてどのくらい復活するか。感染拡大期の今(アンケート実施日の4月16~17日)と比べてどうなると思うかを回答してもらった(※前問で「もともとその習慣はない」と回答した人を除く)。
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