新型コロナウイルス感染拡大の惨禍から、日本の消費はどう立ち直っていくのか。消費動向指数「JCB消費NOW」の購買ビッグデータを解析すると、業種によっての回復の濃淡が鮮明になってきていることが分かった。V字回復を果たした業種もあり、その背景には自粛生活の反動から来る「リベンジ消費」によるものと推測できる。

約100万人分の決済データを活用して消費動向を調査する「JCB消費NOW」。毎月そのデータを読み解く本連載の第5回は、新型コロナの影響から徐々に立ち直っていく消費の推移を分析する(写真/Shutterstock)
約100万人分の決済データを活用して消費動向を調査する「JCB消費NOW」。毎月そのデータを読み解く本連載の第5回は、新型コロナの影響から徐々に立ち直っていく消費の推移を分析する(写真/Shutterstock)

 新型コロナウイルスの第2波襲来が現実味を帯びてきた。2020年7月中旬以降、東京都内をはじめとして、愛知県、福岡県など各地域で、感染者の最多記録が更新され始めている。国内旅行代金の一部を補助する需要喚起策「Go To トラベルキャンペーン」では東京発着の旅行を対象から外すことになった。コロナ禍で落ち込んだ消費が今後どのように変化していくのか。最新のオルタナティブデータを基に分析していく。

 約100万会員の匿名クレジットカード決済情報を基にジェーシービー(JCB)とナウキャストが算出した、現金を含む消費全体を捉えた消費動向指数「JCB消費NOW」を見ていくと、実は消費が4月後半を底に回復傾向にあることが分かる(連載第4回「『消費の底』は4月後半だった ビッグデータが示す回復の足音」参照)が、内訳を見ていくと業種業態ごとに回復スピードに大きく差があることが分かる。

1月後半(コロナ感染拡大前)からの変化率
1月後半(コロナ感染拡大前)からの変化率
JCB/ナウキャスト「JCB消費NOW」のデータを基にナウキャストが作成
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