「誰でも簡単にアイデアを量産し、ユニークな企画を次々と生み出す秘訣」を伝授する連載企画。第10回は企画をプレゼンするために欠かせない企画書作りについて取り上げる。企画書作りと聞くと面倒で時間がかかるものと思いがちだが、楽をしながら素早く資料化するコツがあるという。
企画を実行に移すためには、多くの場合、意思決定者の承認を得る必要があります。そのときに避けて通れないのは、企画書作りです。多くの方が、何らかの企画書を作っているのではないでしょうか。
私もプランナーという仕事をしているため、相当な数の企画書を作ってきました。広告会社にいた頃、プレゼンテーション前には夜通しで資料作成をしていました(つらかった……)。クライアントへの提案資料だけでなく、提案に持っていくための社内資料も作っていました。企画を考えることや打ち合わせ以上に、企画書作りに一番時間がかかっていたと思います。
ひたむきに企画書作りにまい進していた私ですが、企画書作りはとても面倒で、嫌な仕事でした。それでも、形にしないと相手に伝えられないので、避けては通れません。できるだけ省エネできて、それでいてちゃんと伝わるように、とガシガシ資料を作っていたら、いつの日か先輩から「清水は資料を作るの、本当速いな」と言われるようになりました。“パワーポッター(熱心にパワーポイントを書く人)”という、名誉なのか不名誉なのか、よく分からない称号も頂きました。
「全国企画書作成選手権」は(多分)ないので、自分がどれだけ速いかは分からないのですが、今回は私が普段から実践している、楽をしながら早く企画書を作るためのショートカットについてお話しいたします。
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