
小学生や中学生、高校生の創造力を育むため、デザイン思考による学習の場を提供しているのがCURIO SCHOOL(キュリオスクール、東京・目黒)だ。企業と中高生を結び付け、商品開発につなげるプログラムを展開する。西山恵太社長に今後の方向などを聞いた。
CURIO SCHOOL社長、ファシリテーター
学習の一環として、企業から与えられたテーマから中高生が自分たちの目線で商品開発に挑むプログラム「Mono-Coto Innovation(モノコト・イノベーション)」を2015年から毎年開催していますね。20年4月からは同プログラムに以前、参加した「卒業生」と企業を結んだ「CONNECT(コネクト)」と呼ぶ新しい仕組みも始めました。これはどいう狙いでしょうか。
19年までは夏の大会を実施し、そこで優秀なアイデアを考えた中高生チームと企業で共創をさせ、年末に決勝大会として各チームを競わせるというやり方で進めていました。企業が入ることで専門家の視点でアドバイスを頂けるため、決勝大会に臨む中高生にとって、学習効果はとても高くなります。企業も中高生の考え方をダイレクトに把握できるので、商品開発やマーケティングなどに生かせるというメリットがあります。
しかし夏の大会では毎年200人の中高生が参加しても、決勝大会に進める中高生は毎年20人くらいしかいません。企業と共創ができる中高生の人数が限られていました。そこで20年4月からは夏の大会はそのままに決勝大会だけをやめ、もっと多くの中高生と企業が共創をできる仕組みとしてコネクトを考えたのです。モノコト・イノベーションには卒業生のコミュニティーがあり、かつて参加した中高生の他、今では大学生になったメンバーも含めて約1000人います。このZ世代のコミュニティーを生かして企業と結べば、毎年100人以上の中高生が学習の機会を得られます。
【第2回】 3万人調査で見る「Z世代」 男性はアニメや音楽、美容にも熱心
【第3回】 Z世代の4タイプ 「ソーシャルよいこ」や「省エネペシミスト」?
【第4回】 若者研究第一人者の原田氏 Z世代はデジタルネイティブではない
【第5回】 Z世代座談会【お金の使い方編】 買い物はECよりもリアル店舗重視
【第6回】 Z世代座談会【SNS使い方編】 “映え”の押しつけには乗らない!
【第7回】 Z世代わしづかみ カロリーメイト“勉強垢”、利用37万回の好手
【第8回】 ビームス初! Z世代向けブランド、あえて“チープ”に見せる理由
※第8回までのパワポまとめ 「5分で分かるZ世代 10年後の中核層を攻略せよ」
【第9回】 “3つのレス”がZ世代に刺さる 「SHIRO」の次世代化粧品店
【第10回】 Z世代はなぜ「チェキ」を買う? 富士フイルムが捉えた3つの特質
【第11回】 コーセーもZ世代向け新商品 着目したのは「2つの傾向」
【第12回】 Z世代と企業が手を組み商品開発 カギは「若いデザイン思考」
【第13回】 タイガー魔法瓶 Z世代と開発した“畳める”ウオータージャグ
【第14回】 日立がZ世代と考える2030年 彼らを選んだ3つの理由
このコンテンツ・機能は有料会員限定です。
- ①2000以上の先進事例を探せるデータベース
- ②未来の出来事を把握し消費を予測「未来消費カレンダー」
- ③日経トレンディ、日経デザイン最新号もデジタルで読める
- ④スキルアップに役立つ最新動画セミナー