Z世代──10年後の中核層を攻略せよ

コーセーコスメポート(東京・中央)は20代前半の女性をターゲットにしたブランド「FORTUNE(フォーチュン)」から、特にZ世代に的を絞った商品群の展開を開始した。同社がZ世代を意識して投入したメークラインはこれが初。理由は、この世代が今後の消費やトレンドの中心となると考えているからだ。

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Z世代をターゲットにしたコスメライン「FORTUNE(フォーチュン)」。ラインアップはZ世代の利用率が高いリップやベースメイクが中心
Z世代をターゲットにしたコスメライン「FORTUNE(フォーチュン)」。ラインアップはZ世代の利用率が高いリップやベースメイクが中心

 コーセーコスメポート(東京・中央)が「FORTUNE(フォーチュン)」ブランドからZ世代をターゲットにした新商品を発売したのは、2019年12月。Z世代向けのコスメとしてフォーチュンがこだわったのが、「特徴的な質感」と「遊べる」という2点だ。

 例えば、ティントルージュ(色落ちしにくいリップ)の「マシュマロティントルージュ」では、「マシュマロのようなぽわんとした発色」と「柔らかく丸い印象を与える質感」を大切にした。ベルベットレッド、パフィキスベージュ、キャンディピンク、ジューシィオレンジの4色があり、それぞれつや感とマット感が異なっている。

 例えば、ベルベットレッドでは濃密かつ滑らかな質感を大切にしているが、ジューシィオレンジでは透け感のある愛らしい質感を大切にしている。色に合わせて新しい質感をつくることで、使い慣れた色の系統でも新しさを感じられるようにした。

 また、リップを「ひと塗り」した場合は透け感のある印象、「重ね塗り」した場合は立体感のある印象、指でぼかしながら塗る「ぽんぽん塗り」をした場合は血色感のある印象になるなど、メークの方法によってリップの印象が変わるのも特徴。そうすることで、ターゲットの遊び心を刺激する発色を狙った。

 こうした特徴を取り入れた理由の一つに、Z世代の情報収集力やクリエイション能力の高さがあるという。

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左から時計回りに、濃密で滑らかな質感の「ベルベットレッド」、色っぽく肌に映える「パフィキスベージュ」、愛らしく透明感のある「ジューシィオレンジ」、ぷるぷるとしたつや感の「キャンディピンク」。モデルのメイクも印象的だ
左から時計回りに、濃密で滑らかな質感の「ベルベットレッド」、色っぽく肌に映える「パフィキスベージュ」、愛らしく透明感のある「ジューシィオレンジ」、ぷるぷるとしたつや感の「キャンディピンク」。モデルのメイクも印象的だ
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