若者研究第一人者の原田氏 Z世代はデジタルネイティブではない(画像)

「Z世代」はなかなか本音を言わず、言いたいことを言語化する力も相対的に低い。そんなZ世代を理解するには、その日常に密着し、観察することが大切だという。若者研究の第一人者である原田曜平氏に話を聞いた。

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 1996~2010年ごろに生まれた「Z世代」。デジタルネイティブとも呼ばれる彼、彼女らはソーシャルメディアを駆使し、ネット上でも人間関係を形成する。受験が終わった2~3月ごろは、SNS上で「#春から○○大」といったハッシュタグで、入学前から友人をつくる人も少なくない。

 Z世代にはどんな特徴があるのか──。その実情を、若者研究の第一人者として知られるマーケティングアナリストの原田曜平氏に話を聞いた。

原田 曜平(はらだ ようへい)氏
マーケティングアナリスト
1977年生まれ。慶応義塾大学商学部卒業後、博報堂に入社。ストラテジックプランニング局、博報堂生活総合研究所、研究開発局を経て、博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダー。2018年に退職し、マーケティングアナリストとして活動中。03年、JAAA広告賞・新人部門賞を受賞。著書に『平成トレンド史』『それ、なんで流行ってるの?』『新・オタク経済』などがある。19年1月より渡辺プロダクションに所属し、現在、TBS「ひるおび」、フジテレビ「新週刊フジテレビ批評」、日本テレビ「バンキシャ」などに出演中

複数アカウントで関係を整理

Z世代はデジタルネイティブやソーシャルネイティブとよくいわれます。実際はどうなのでしょうか?

日本のZ世代は、デジタルネイティブとは呼べないと思います。小さいときから携帯電話・スマートフォンを持っているスマホネイティブではありますが、先進国の中では個人パソコンの所有率が低く、デジタル全般を使いこなしているとは言いにくい。

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