
消費者目線で検証! 週末解放区
ビジネスやマーケティング視点で情報をお届けしている日経クロストレンドが、あえて消費者目線にこだわり、話題の商品・サービスを検証する週末企画。その分野に精通した執筆者たちが、実際にモノに触れ、サービスを体験することで、企業や開発者が目指した「魅力の核心」に迫る。
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第30回2021.01.22視界を絞る「WEAR SPACE」 ノイキャン搭載どこでも仕事に全集中パナソニックの関連ベンチャー企業のShiftall(シフトール、東京・中央)は、“集中力を高めるウエアラブル端末”「WEAR SPACE(ウェアスペース)」の一般販売を開始した。頭に装着すればいつどこでもパーソナル空間が作り出せるというこの一風変わったデバイスは、快適なリモートワーク環境を模索するビジネスパーソンのパートナーになれるのか検証した。
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第29回2020.12.25最強のドヤ顔PC登場 画面が曲がるレノボ「ThinkPad X1 Fold」レノボ・ジャパンが2020年10月に発売した「ThinkPad X1 Fold」は画面がぐにゃりと曲がり、折り畳めるモバイルPCだ。折り畳んでコンパクト、広げるとタブレットやデスクトップPCとして使える。高額だが、PCを頻繁に携帯する人やエグゼクティブ層に訴求できるかが売れ行きを左右しそうな「人に見せたくなるPC」だ。
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第28回2020.12.03着せ替えG-SHOCKに潜ませた、カシオのファン心理くすぐる仕掛けカシオ計算機の腕時計「G-SHOCK」シリーズは熱心なファンが多い。2020年9月に発表された秋冬モデルの中でも異彩を放つのが、ベゼルとバンドをユーザー自身で交換できる、G-SHOCK初の機能を持つ「DWE-5600CC-3JR」。着せ替えの楽しみとファン心理に訴えるストーリーを盛り込んだ製品だ。
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第27回2020.11.20仕事にも最適な5.4型 機動性と高性能を両立したiPhone 12 mini米アップルが2020年秋に発売した5G対応iPhoneの中で、最もコンパクトなのが「iPhone 12 mini」だ。欧米人に比べて手の小さな日本人にとって、注目のスマートフォンになりそうだ。ハンディーサイズのiPhoneの魅力と、ビジネスシーンでの活用スタイルを探ってみた。
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第26回2020.11.13コスパ優秀iPhone 12 上位機並みカメラ、5Gはつながれば快適アップルが2020年10月に発表した5G対応の新iPhone 12シリーズ。まずは20年10月23日に発売された「iPhone 12」と「iPhone 12 Pro」を使い込んでみた。ビジネスパーソンにお薦めできるiPhone 12シリーズの特徴を解説する。
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第25回2020.11.06手ごろな高級機 グーグル「Pixel 5」は5Gスマホの定番になるか各社の5G対応スマホが出そろい、アップル「iPhone 12」シリーズの登場で普及にはずみがつきそうだ。Android陣営で有力な対抗馬となりそうなのはGoogle(グーグル)の「Pixel 5」だ。超広角カメラや大容量バッテリーなどの特徴を備え、従来モデルから価格を引き下げた実用モデルだ。
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第24回2020.10.30iPad Pro並みの実力 新iPad Airは手ごろで強力な仕事の道具米アップルは2020年10月23日、第4世代の「iPad Air」を発売した。上位モデルの「iPad Pro」に迫る高性能モデルだ。今回、ビジネスパーソンの視点で魅力的な仕事の道具となり得るか検証してみた。
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第23回2020.10.23キャンプと防災で需要増のポータブル電源 防水の「ラチタ」とは「令和時代のキャンプに必携のギア」として、2019年から急激に盛り上がりを見せているポータブル電源。その名の通り持ち運びできる大型バッテリーのことで、屋外でも家電製品の充電や使用ができると人気だ。中でも異彩を放っているのが、日本発のブランド「ラチタ」。その真価をひもといていこう。
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第22回2020.10.16新型レヴォーグと「アイサイトX」で安全をブランド化したスバルスバルのスポーツワゴン、新型「レヴォーグ」が2020年10月15日に正式発表された。最新の高度運転支援システム「アイサイトX」を搭載し、安全性に磨きをかけた。最新モデルの実力を検証しつつ、「安全」をブランドの柱として確立させようというスバルの狙いを探った。
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第21回2020.10.09ゲームの没入感が年1600円 オーテク、ヘッドホンにサブスク導入オーディオテクニカ(東京都町田市)は「ATH-G1」など同社のゲーミングヘッドホンに、立体サラウンドが楽しめる新機能を追加した。注目はこの追加機能に年額1599円(税別)のサブスクリプションサービスを採用した点。ヘッドホンもサブスクの導入で機能やサービスを追加し、長くヒットさせる商品サイクルが生み出せるのか。
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第20回2020.10.02新Apple Watch iPhoneユーザーの「一択」端末を狙う健康推し米アップルは2020年9月18日、「Apple Watch Series 6」と「Apple Watch SE」の2機種を発売した。注目は最新のwatchOS 7を搭載し、フィットネスやヘルスケアのアプリを強化した点。コロナ禍で健康への関心が高まる中、新Apple Watchはその存在感を高めつつある。
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第19回2020.09.25毛がからまないブラシ 「新発明」と豪語するパナこん身の掃除機パナソニックはコードレススティック掃除機「パワーコードレス MC-SBU840K」を2020年7月20日に発売した。注目は新開発の「からまないブラシ」。同社が掃除機のヘッドに回転ブラシを初搭載した1967年以来、「53年目の新発明」と自信を見せるヘッド内蔵ブラシだ。
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第18回2020.09.11テレワークで需要増 「ながら聞き」狙うシャープの首スピーカーシャープ「AQUOS サウンドパートナー AN-SS2」は首にかけて使うワイヤレススピーカーだ。家事をしながらテレビの音声を聞いたり、スマホやPCと接続して仕事をしながら音楽鑑賞や通話をしたりといった“ながら利用”に向く。人気を得た従来モデルの良さを引き継ぎ使い勝手を向上させた。
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第17回2020.09.04紙よりデジタルの典型 キングジムのデジタルノート「フリーノ」キングジムは2020年7月1日、電子ペーパー搭載のデジタルノート「フリーノ」を発売した。Android OSベースの通信機能を内蔵した端末だが、タブレットと異なる使い勝手を実現。メモ代わりとして仕事で威力を発揮しそうだ。実際に使用し、その将来性について検証してみた。
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第16回2020.08.28完売続くスノーピーク「たき火用ベスト」 ギアっぽくないで人気スノーピークのアパレルライン「スノーピークアパレル」が好調だ。自然の中で過ごしやすい機能素材を使いながらも、着心地が良くて街にも似合うシンプルなデザインが人気の理由。中でも2016年秋冬シーズンに登場した「TAKIBI Vest」は、毎シーズン完売を繰り返すほどのヒット商品だ。
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第15回2020.08.2120年秋登場のwatchOS 7 Apple Watchにビジネスチャンス到来米Apple(アップル)はスマートウオッチ「Apple Watch」の新OS「watchOS 7」を2020年秋に正式リリースする。20年6月に開催されたアップルの世界開発者会議で明かされた新機能に注目すると、Apple Watchを起点にしたビジネスチャンスの拡大が見えてきた。
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第14回2020.07.31価格3万円の1枚焼き 発売1年、好調続く三菱ブレッドオーブンバルミューダ(東京都武蔵野市)が切り開き、一大分野となった高級トースター市場。そこに2019年4月、三菱電機が投入したのが「三菱ブレッドオーブン(TO-ST1-T)」だ。価格は3万円以上だが、発売から1年以上たった今でも売れ続けている。その理由を再検証した。
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第13回2020.07.17半年で4.5万台 家庭も狙うスノーピークの折り畳み式コンロ家庭はもちろん、キャンプシーンでも使われることが多い卓上コンロを、スノーピークらしくリデザインしたのが「HOME&CAMPバーナー」だ。鍋などを置く五徳部分を本体内にすっきり収納できる画期的な構造は、瞬く間に話題を集め、発売半年で4万5000台を売るヒット商品となった。
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第12回2020.07.10腕時計型で想定超える人気 オムロンは血圧計の何を変えたのかオムロン ヘルスケア(京都府向日市)の「HeartGuide」は腕時計型のウエアラブル血圧計だ。約8万円(税別)と血圧計としては高価だが、2018年12月発売の米国では想定の4倍以上を受注。日本でも19年12月に発売されると、想定の2倍以上の注文が入るほどの人気を集めた。ヒットの理由を探った。
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第11回2020.07.03アナログな製品の電動化で大ヒット 60万台突破の回転モップバンダイ子会社のシー・シー・ピー(CCP、東京・台東)が2018年2月に発売した「コードレス回転モップクリーナー Neo」が好調だ。20年1月にシリーズ累計販売数50万台、6月には60万台を突破した。18年8月発売の「電気ちりとり」も好評。アナログな製品の電動化にヒットの芽あり。
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第10回2020.06.26Fire HD 8 Amazonの1万円端末をテレワーク導入米アマゾン・ドット・コムは新しい8インチタブレット「Fire HD 8」を2020年6月に発売した。スタンダードモデルの32GB製品は9980円(税込み)という手ごろな価格で買えることもあり、発売以来Amazon.co.jpの家電・カメラ部門の売れ筋ランキング上位を陣取っている。
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第9回2020.06.191分で完売 憧れのタープ「幕男」はキャンプ場で抜群の存在感キャンプを楽しむ上でこれからの季節に欠かせないのがタープ。アウトドアのリビング空間で屋根の役割を果たし、雨や日差しを遮るためのアイテムだが、中でもコアキャンパーから人気を集めているのがTheArth(ざぁ~ッス・埼玉県川口市)の「幕男(まくお)」だ。その全貌をひもといていこう。
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第8回2020.06.12Surface Go 2はwithコロナ時代の最適マシンか?日本マイクロソフトは2020年5月12日、Windowsタブレット「Surface Go 2」を発売した。従来モデルと同じ大きさで、ディスプレーサイズやマイク性能、処理性能を強化し、価格も手ごろ。テレワークやオンライン授業など、withコロナ時代を意識したモデルに仕上がっている。
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第7回2020.06.05既に入手困難 バーミキュラ初のフライパンは「焼く」を再定義愛知ドビー(名古屋市)が2020年4月21日に発売した「VERMICULAR(バーミキュラ)」の鋳物ホーローフライパンが好評だ。予約開始初日に約6000台を受注、4月29日には受注台数が2万台を突破した。6月5日現在、直販サイトで購入しても手元に届くのは8月末。早くも入手困難に。
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第6回2020.05.29iPad ProにMagic Keyboardは必要なのか?アップルがiPad Pro専用キーボード「Magic Keyboard」を2020年4月20日に発売した。既に「Smart Keyboard Folio」があるにもかかわらず、なぜ新しい“第2のキーボード”を追加したのか。2つの製品を比べながらアップルの思惑を読み解く。
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第5回2020.05.22半年待ちでも欲しい 「ヘキサテーブル」が起こしたキャンプ革命昨今のキャンプブームを語る上で欠かせない存在がガレージブランド。メジャーなアウトドアブランドのギアを卒業したコアなキャンプ愛好家から支持を集め、ここ数年その数はうなぎ登り。中でもキャンパー憧れの六角形テーブルがtheArth(ざぁ~ッス・埼玉県川口市)の「ヘキサテーブル」だ。
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第4回2020.05.08新型iPhone SEが変える「今欲しいスマホ」の価値観米アップルは新しい「iPhone SE」を2020年4月16日(日本時間)に発表した。5月11日からNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの各主要キャリアから発売される。高性能ながら小型かつ手ごろな価格が大きな魅力。成熟したスマホ市場に刺激を与える1台となり得るか。
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第3回2020.05.01歌にこだわった“音の秘密” バルミューダ初のスピーカーバルミューダ(東京都武蔵野市)初の音響機器「BALMUDA The Speaker」が2020年4月22日に発表された。スピーカーは作らないと決めていた同社の寺尾玄社長が音楽体験の最大化という切り口で開発に踏み切った。同社長の証言に基づく開発物語、後編は“音”へのこだわりに迫る。
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第2回2020.05.01なぜ今? バルミューダ初のスピーカー 寺尾社長が明かした本音バルミューダ(東京都武蔵野市)にとって初の音響機器「BALMUDA The Speaker」が2020年4月22日に発表された。同社の寺尾玄社長はこれまでスピーカーは作らないと心に決めていた。心変わりの理由とは。同社長の証言を基に、2回にわたってスピーカー開発の真相に迫る。
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第1回2020.03.27発売2日で売り切れ 時短でお一人様が飛びついた超高速炊飯器話題の商品やサービスを消費者目線で検証し、ヒットの理由を探る新企画。第1回はサンコー「おひとりさま用超高速弁当箱炊飯器」。初回入荷分が発売からわずか2日で売り切れ、直販サイトでは入荷待ちの状態が続く。素早く炊ける“時短”と、コンパクトで洗い物を減らす扱いやすさがヒットの要因だ。