米Google(グーグル)は2022年10月に、同社初のスマートウオッチ「Google Pixel Watch」(以下、Pixel Watch)を発売した。円形のデザインで、スマートフォンからの通知や睡眠計測などスマートウオッチの一般的な機能をひと通り備え、健康管理機能は同社傘下である米Fitbit(フィットビット)のアプリを活用する。Google初のスマートウオッチとして注目度は高いが、米Apple(アップル)の「Apple Watch」シリーズの対抗馬になり得るのか。実際に2週間ほど使ってみた。
シンプルなデザイン、装着感は快適
Pixel Watchを手にしてみると、思いのほか小さく感じられる。ケースはステンレス製で、直径41ミリ、厚さは12.3ミリ、重さはバンドを付けていない状態で36グラムだ。円形で縁に丸みがあるデザインで、ベゼル(ディスプレーの外周部分)は黒い。時刻表示やアプリの画面も背景が黒いものが中心なので、一見すると表面全体がディスプレーのように見える。実際のベゼル幅は広いが、それを感じさせないデザインだ。シンプルで年齢や性別、服装を問わず身に着けやすそうだ。
腕に巻いてみると、ケース(時計)の厚みや重さはほとんど気にならない。縁に丸みがあるので、シャツの袖口に引っかかることもあまりない。ウオーキングで腕を振ったり、装着したまま就寝したりしてみたが、身に着けていることを忘れてしまうくらい、存在をほとんど意識せずに使えた。付属のバンドは柔らかくなめらかで、肌触りがいい。手首によくフィットして装着感は快適だ。
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