超広角に対応したカメラ機能

 背面には超広角と広角の2つのレンズを使ったカメラを搭載している。超広角レンズは1600万画素で視野は107度。これは35ミリ判換算で焦点距離16ミリの超広角に相当する。広角レンズは1220万画素で視野は77度。これは35ミリ判換算で焦点距離27ミリの広角相当だ。Pixel 4は広角レンズと標準レンズの組み合わせだった。

背面に、超広角レンズと広角レンズを使ったカメラを搭載する。斜め下にある丸い部分は指紋センサー
背面に、超広角レンズと広角レンズを使ったカメラを搭載する。斜め下にある丸い部分は指紋センサー

 超広角に対応したことでカメラとしてより使いやすくなった。カメラアプリを起動すると、ズーム倍率を0.6~7倍の範囲で設定できる。0.6~1倍が超広角レンズを使った撮影で、広い範囲を一度に写せる。後ろにあまり下がれない状況で大勢を1枚の写真に収めたり、大きな建築物を1画面に収めたりといった撮影ができる。板書のメモなど仕事の記録にも役立つだろう。

ズーム倍率1倍だと35ミリ判換算で焦点距離27ミリ相当の画角になる
ズーム倍率1倍だと35ミリ判換算で焦点距離27ミリ相当の画角になる
同じ位置からズーム倍率0.6倍で撮影したもの。超広角レンズにより、一度に広い範囲を写真に収められる
同じ位置からズーム倍率0.6倍で撮影したもの。超広角レンズにより、一度に広い範囲を写真に収められる

 以前から搭載されているポートレートモードで背景をぼかした撮影や、夜景撮影モードで手持ちによる暗所撮影ができる。動画撮影では撮影後の処理によって映画の1シーンのようなスロー動画が撮れる「シネマティック撮影」機能が面白い。SNSに投稿する動画を撮影するのに適していそうだ。

生体認証は指紋対応 おサイフケータイも対応

 Pixel 4は生体認証機能として顔認証を採用していた。Pixel 5ではこれが省略され、背面の指紋センサーを使った指紋認証を採用している。顔認証のほうが便利にも思えるが、新型コロナウイルス感染症拡大などの影響でマスクをしていると認証されないことが多い。指紋認証ならマスクに関係なく利用でき実用的だ。

 Pixel 4はレーダーを搭載し、前面にかざした手の動きで操作する「Motion Sense」機能を搭載していたが、この機能はPixel 5で省略されている。側面を握ることでGoogleアシスタントを起動するなどの操作ができる「Active Edge」機能も省かれた。NFCは引き続き搭載されていて「おサイフケータイ」に対応する。

 充電やPCとの接続に使う端子はUSB Type-Cだ。バッテリー容量は4080mAh(ミリアンペアアワー)あり、6型スマホとしては大容量だ。新たに搭載したスーパーバッテリーセーバーモードを使うと、最大48時間利用できる。

端子はUSB Type-Cを搭載する。イヤホンジャックはなく、ワイヤレスイヤホンを利用する
端子はUSB Type-Cを搭載する。イヤホンジャックはなく、ワイヤレスイヤホンを利用する

 Qi(チー)準拠のワイヤレス充電にも対応する。「電池の共有」機能を使うと他のQi準拠デバイスにワイヤレス給電ができる。ワイヤレス充電対応のイヤホンなどを使っていて、外出先でそのバッテリーが切れたときに充電するといった使い方ができる。

電池の共有をオンにして、ワイヤレス充電対応のイヤホンケースを載せてみた。Pixel 5でイヤホンケースを充電している(撮影/湯浅英夫)
電池の共有をオンにして、ワイヤレス充電対応のイヤホンケースを載せてみた。Pixel 5でイヤホンケースを充電している(撮影/湯浅英夫)