操作性を改良 人の声を聞き取りやすく

 AN-SS1から大きく変わったのが操作性だ。AN-SS1はボタンがアーム部分の側面や上面などあちこちにあり、押し込んで左右に動かすジョグボタンも付いている。AN-SS2ではボタンをアーム先端の側面に集め、ジョグボタンをなくした。首にかけた状態で操作するときはボタンを目で見ることができないが、使い比べてみるとAN-SS2の方が指先でボタンを判別しやすく、操作を間違えにくい。

ボタンはアーム部分先端に集められている。ボタンの形が異なるので、指先で判別して間違えずに操作できる。AN-SS1にはなかったBluetoothボタンが追加され、ペアリングの操作が分かりやすくなった
ボタンはアーム部分先端に集められている。ボタンの形が異なるので、指先で判別して間違えずに操作できる。AN-SS1にはなかったBluetoothボタンが追加され、ペアリングの操作が分かりやすくなった
ボリュームボタンは+側に突起が付いていて、指先で判別できるようになっている
ボリュームボタンは+側に突起が付いていて、指先で判別できるようになっている

 スピーカー部分も改良されている。音は低音~中音域が痩せた感じで高音域のシャリ感があり、高音質とは言い難い。AN-SS1と同じく、静かな場所でじっくり音楽鑑賞するといった用途には向いていないだろう。しかし内部構造を工夫したことで音が耳に届きやすくなっており、聞き取りやすくなっている。サラウンド感も向上し、テレビや動画鑑賞に使うと臨場感が感じられるようになった。

 本体のCLEAR VOICEボタンを押すと、人の声が強調されるのも特徴だ。料理や洗濯をしながらテレビ音声を聞いてみたが、このボタンを押すと、それまで換気扇や洗濯機の音にかき消されていた声が聞き取れるようになった。

 「AN-SS1のユーザーから、テレビの音をより聞きやすくしてほしいという要望があり、スピーカーの改良やCLEAR VOICE機能を搭載した」(永沼氏)という。これらはスマホと接続して通話に使うときや、PCと接続してWeb会議で使うときにも便利だろう。

スピーカーは小さいが、内部構造を工夫することで装着者の耳に音が届きやすくなっている
スピーカーは小さいが、内部構造を工夫することで装着者の耳に音が届きやすくなっている

 AN-SS2は軽量コンパクトというAN-SS1の良さはそのままに、生活防水対応、操作性の改良、CLEAR VOICE機能などで使い勝手が向上している。コロナ禍でテレワークが浸透し、自宅でテレビや動画を鑑賞する時間が増え、仕事や家事をしながら各種デバイスからの音声を聞く“ながら聞き”需要はますます高まるだろう。AN-SS2はそのニーズにマッチした製品と言えそうだ。

(写真/スタジオキャスパー)