ビジネス向けアプリはどこまでそろう?

 Fire HDタブレットはアマゾンがカスタマイズしたFire OSを搭載しているため、iPadやAndroidタブレットに比べると使えるアプリの幅が若干狭い。Google Playもサポートしておらず、基本的には独自のAmazonアプリストアに公開されているアプリしか使えないのだ。

Amazonアプリストアに公開されているアプリはGoogle PlayストアやアップルのApp Storeに比べると少なめ。オフィスワーク用のアプリを充実してもらいたい
Amazonアプリストアに公開されているアプリはGoogle PlayストアやアップルのApp Storeに比べると少なめ。オフィスワーク用のアプリを充実してもらいたい

 テレワーク活用に欠かせないビデオ会議アプリは、「Zoom」「Skype」「Webex」をAmazonアプリストアでダウンロードできた。端末にはフロントカメラもあるので、Skypeでビデオ通話を試したところ、動作は快適だった。オフィスワークの定番アプリにはDropboxやOneDrive、Evernoteもあったが、Microsoft OfficeシリーズはメールアプリのOutlook以外ヒットしない。AdobeのPDFリーダーも、サードパーティー製のアプリを使う必要がある。

 一方、エンターテインメント系コンテンツ向けのアプリは想像以上に充実している。特に動画・音楽・電子書籍についてはAmazonプライムのプラットフォームと強力に連携しているので、Amazonプライム会員のユーザーはコンテンツビュワーとしてタブレットが有効に使える。

Amazonプライム・ビデオの視聴は音声によるコンテンツ検索も含めて快適に使える
Amazonプライム・ビデオの視聴は音声によるコンテンツ検索も含めて快適に使える
側面にステレオスピーカーを内蔵
側面にステレオスピーカーを内蔵
電子書籍も心地よく読めるサイズ感
電子書籍も心地よく読めるサイズ感

 Fire HD 8シリーズはゲームプレー時に端末のパフォーマンスを最適化する「ゲームモード」を新たに搭載した。レーシングゲームやシューティングゲームの動作も非常に快適だ。Fire HD 8を使い込むうちに、アマゾンには1万円台のタブレットを「ポータブルゲーム機」として普及させる狙いもあるように思えてきた。タブレットの性能は十分なので、あとはアプリストアに魅力的なゲームタイトルを次々呼び込めるかどうかが、ライバルとの勝負の分かれ目になる。常時ネット接続が必要なゲームアプリを屋外で快適に遊べるように、4G LTE以上のセルラー通信対応モデルも欲しい。