さらに進化した新生「幕男」が登場間近

 改めて幕男のスペックを見直してみよう。形は六角形の一枚布でできたヘキサタイプ。サイズは5×4.2メートルなので、4人家族で使うのにちょうどいいサイズだ。通常のヘキサタープと比較すると、やや低い位置に幕が広がる形状のため、たき火をしたり、かがまずに過ごしたりする場合は、長めの280センチポールが推奨されている。幕男にはポールが付属しないので、別途2本の購入が必要だ。

一番人気のきいろ。ザ・ノース・フェイスのテントを使っているユーザーからの指名買いがほとんどだとか
一番人気のきいろ。ザ・ノース・フェイスのテントを使っているユーザーからの指名買いがほとんどだとか

 カラーは人気テントに合わせた単色の他にも、「しろ」「くろ」そして新色の「あお」などがそろう。他メーカーではあまり見かけない迷彩柄も豊富で、「マルチカムブラック」「ブラックタイガー」そしてTheArthのアイコンである六角形をモチーフにした「ヘキサカモ」など、個性を出したい向きにはうれしいラインアップだ。実際、テントに合わせて3~4枚所有する幕男のヘビーユーザーも多く存在するという。

 筆者も幕男を使用しているキャンプに参加したことがあるが、印象的だったのは日影の濃さ。千葉県で行った炎天下のビーチキャンプだったが、幕男の下にいると木陰にいるような涼しさを感じられた。

 また、ヘキサタープはガイライン(ロープ)を張る方向とテンションのバランスが重要で、慣れないうちはシワが寄ったり、たるんだりしてしまうことがある。だが幕男の場合はそれがない。生地にストレッチ性が備わっている上、グロメット部分に付いているテープの向きとガイラインの向きを合わせれば、正しい方向に引っ張ることができるのだ。こういった細かい部分まで行き届いた配慮はうれしい。見た目は非常にシンプルなタープだが、機能美にあふれている。唯一の欠点を挙げれば、“手に入りにくい”ということだろう。

日影の濃さが一目瞭然。これからの時期、遮光性の高いタープはとても重宝する
日影の濃さが一目瞭然。これからの時期、遮光性の高いタープはとても重宝する

 「発売から丸2年がたちましたが、いまだにバックオーダーの状態が続いています。本当はもっと多くの人にお届けしたいのですが、メーカー側の生産体制もあって、月間100枚が限界。そのおわびというわけではありませんが、実はこの先にお届けするモデルは、バージョンアップしています。価格はもちろんそのままで、機能性は大幅に進化しているので楽しみにしていてください」(大熊氏)

 いつも突然やって来るTheArthのサプライズ。今回のバージョンアップで、素材の強度がさらにアップし、遮光性能はLEDライトの明かりをほとんど通さないほどに進化。収納袋もオリジナルイラストが入ったスペシャルバージョンになっているとのこと。どうやら、入手困難な状況はこの先もしばらく続きそうだ。

(写真提供/TheArth)