最高のバーミキュラ体験を提供、海外への拡大にも意欲

 愛知ドビーは19年12月、本社近くにレストランとベーカリーカフェ、ショップや料理教室などを集約した「バーミキュラ ビレッジ」をオープンしている。

 「バーミキュラ ビレッジは『最高のバーミキュラ体験』をうたい文句にして生まれた。体験型ショップでは全員に料理を体験して帰ってほしい。ショップはそれを可能にしており、そこが受けたと思っている」と土方氏は説明する。

 また土方氏は、常に最高のものを提供しないと逆にブランド価値を下げてしまうため、今のところバーミキュラ ビレッジを各地に展開する予定はないと話す。「とはいえ最高のバーミキュラ体験をしてほしいので、体験型ショップは増やしていきたい」(土方氏)

2019年12月にオープンした「バーミキュラ ビレッジ」。「ベーカリーは1000個のパンが約2時間半で売り切れ、レストランのランチも1時間半ほど待たないと入れない状況だった」と土方氏
2019年12月にオープンした「バーミキュラ ビレッジ」。「ベーカリーは1000個のパンが約2時間半で売り切れ、レストランのランチも1時間半ほど待たないと入れない状況だった」と土方氏

 一方で、バーミキュラブランドは海外進出も果たしている。18年には米国に支社を、19年には中国に現地法人を設立した。

 「米国ではトップシェフからの評判が良く、プロユースで広がっている。台湾では19年12月に発売したライスポットがよく売れている。中国では20年の7月ごろにライスポットを売り出す予定で、うまくいきそうな感触だ。韓国では現地法に対応中のライスポットは発売できていないが、オーブンポットラウンドの売れ行きは好調。中国・アジアでの展開にはかなり力を入れている」と土方氏。

16年に愛知ドビー初の家電製品として発売された「バーミキュラ ライスポット」
16年に愛知ドビー初の家電製品として発売された「バーミキュラ ライスポット」

 今後の抱負について土方氏は「おいしい料理を作ってみんなで楽しむことは、家の中での最高のエンターテインメントになる。今後も状況を見ながら、バーミキュラブランドができることを発信していきたい。家族の絆を深めることにバーミキュラブランドを役立ててもらえるのではないかと思う」と語った。

(写真/安蔵 靖志、写真提供/バーミキュラ)