
全5回
デザイン思考型 ヒット商品開発
今や大手企業も利用するクラウドファンディング。実はそのプラットフォームはデザイン思考型の商品開発に向いている。実際、数千万円のファンディングに成功する事例が相次ぎ、ヒット商品も数多く生まれている。その実態に迫り、ユーザーを巻き込んだイマドキのデザイン思考型商品開発のポイントを探る。
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第1回2020.03.236000万円集めたキングジムのクラファン 挑戦4回で得た新発見とはクラウドファンディング(クラファン)を活用し、潜在ユーザーを巻き込みながら商品開発を進める動きが目立ってきた。その手法は、企業内に閉じた従来の商品開発と違い、「デザイン思考」に通じるところがある。実際の商品開発の舞台裏に迫る特集の第1回は、事務用品メーカーのキングジムを取り上げる。
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第2回2020.03.25クラファンで6600万円 自分起点のデザイン思考型開発で成功クラウドファンディング(クラファン)を活用したデザイン思考型商品開発の特集2回目は、バタフライボード(横浜市)。「携帯型ホワイトボード」という新しい分野で成功した秘密は、ユーザーの意見に耳を傾けるデザイン思考的アプローチにある。だが、起点はあくまで自分自身が欲しいと思うかどうかだ。
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第3回2020.03.26薄い財布で納品1年待ち 建築家がクラファンで1億6000万円調達クラウドファンディング(クラファン)を活用したデザイン思考型商品開発の特集の第3回は、累計で約1億6000万円を調達した革製品ブランド。建築家が新規事業として始めた財布やドキュメントフォルダーがヒットした秘密は、ユーザーの声に対応する開発姿勢とクラファン開始前の仕掛けにあった。
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第4回2020.05.18クラファンで開発ヘッドセット リモート業務の法人需要、拡大中専用のスマホアプリを介してグループ通話ができるBluetoothヘッドセット「BONX mini」が、人気を集めている。2019年11月、クラウドファンディングをスタート。目標金額100万円で開始したところ、すでに4000人以上から7000万円以上の支援を獲得。予想以上にBtoBニーズが大きいことを発見した。
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第5回2020.05.19賛否両論のリコー小型プロジェクター クラファンで3000万円獲得リコーの小型プロジェクター「RICOH Image Pointer」がクラウドファンディングで約3000万円の支援を獲得した。「社内でも賛否両論が大きかった商品」をあえてクラファンに掛けた。先にお金を払ってくれる人がこれだけいる──この数字が、投資の判断基準になり得るという。