【2021年年末の先見スペシャル】Beyondコロナ 第10回

NECパーソナルコンピュータの広報部長・鈴木正義氏が語る2021年の総括と22年の展望。21年はコロナ禍の生活に適応しつつも、それ以前に蓄積してきた「コミュニケーションの貯金」を切り崩している印象を受けるという。広報活動を通していま一度考えた、リアルとオンラインが持つそれぞれの価値とは。

NECパーソナルコンピュータ 広報部長の鈴木正義氏
NECパーソナルコンピュータ 広報部長の鈴木正義氏

オンライン会見増加の功罪

 2020年は4月に最初の緊急事態宣言が発出されて以降、コロナ禍における新しい仕事のやり方への対応に追われ、慌ただしい1年でした。それに対して21年は、社員全員がコロナ禍に慣れてきつつ耐え忍んだ1年間だったといえます。「あの会社がオンラインで会見をした」と言っても、もはや話題にはなりません。粛々と過ぎていった印象です。

鹿毛氏(第41回)からのメッセージはこちら

 コロナ禍での対応が分かり、粛々と仕事をこなせるようになった一方で、個人的にはコロナ禍前の「コミュニケーションの貯金」を切り崩しているようなイメージがありました。それを感じた要因の1つとして、オンライン会見の増加があります。

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『マスコミ対策の舞台裏 役員からの電話で起こされた朝』

『マスコミ対策の舞台裏 役員からの電話で起こされた朝』
2021年12月28日発行
 連載「風雲! 広報の日常と非日常」が本になりました。これまで3年半以上に及ぶ、約150本のコラムの中から、「マスコミ対策」に焦点を絞って再編集。企業や個人までも手軽に情報発信できるSNSがもてはやされる今日ですが、“バズった”記事の出どころをたどると、マスコミの記事や番組であることが少なくありません。だからこそ、企業は「情報の源流」でもあるメディアへの対策を十分に練り、正しい情報を伝え、記事や番組として発信してもらう重要性がこれまで以上に高まっていると言えます。本書は連載でおなじみの現役広報パーソンである二人の著者(鈴木正義氏、遠藤眞代氏)が、20年以上にわたる記者や編集者との生々しい駆け引き、社内でのあつれき、成功談・失敗談から導き出された「記事や番組に採用されるためのテクニック」「メディアとの関係構築法」「危機感管理術」などを、当時の現場の様子や本音を交えながらリアルに書きつづっています。読み物としても楽しめる中身の濃い1冊に仕上がっています。

第1章 広報しか知らないマスコミの素顔
第2章 取材対応こそ危機管理の要
第3章 経営者が知っておくべきマスコミ対応の落とし穴
第4章 掲載を勝ち取るマスコミへのアプローチ
第5章 天国と地獄が交錯するプレス発表会
第6章 今だから言える企業広報の裏話
全83エピソード(350ページ)
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