
NECパーソナルコンピュータの広報部長・鈴木正義氏が語る2021年の総括と22年の展望。21年はコロナ禍の生活に適応しつつも、それ以前に蓄積してきた「コミュニケーションの貯金」を切り崩している印象を受けるという。広報活動を通していま一度考えた、リアルとオンラインが持つそれぞれの価値とは。
オンライン会見増加の功罪
2020年は4月に最初の緊急事態宣言が発出されて以降、コロナ禍における新しい仕事のやり方への対応に追われ、慌ただしい1年でした。それに対して21年は、社員全員がコロナ禍に慣れてきつつ耐え忍んだ1年間だったといえます。「あの会社がオンラインで会見をした」と言っても、もはや話題にはなりません。粛々と過ぎていった印象です。
コロナ禍での対応が分かり、粛々と仕事をこなせるようになった一方で、個人的にはコロナ禍前の「コミュニケーションの貯金」を切り崩しているようなイメージがありました。それを感じた要因の1つとして、オンライン会見の増加があります。
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