
ONE・GLOCAL(東京・中央)代表取締役の鎌田由美子氏が考える「2021年の総括」の後編。長期化する新型コロナ禍の中、鎌田氏は「ニューノーマルへの移行」を実感しているという。今後、SDGs(持続可能な開発目標)視点の体験や経験を重視した“コト消費”経由のモノの価値は「需要が増えていく」と予測する。
東京の価値が研ぎ澄まされていく
長期化している新型コロナ禍ですが、2021年9月に全ての都道府県において緊急事態宣言が解除され、明確にニューノーマル時代に切り替わった実感があります。飲食店ではアルコール飲料の提供制限がなくなりましたが、夜10時以降の東京・銀座、そして多くのサラリーマンでにぎわいを見せていた新橋も、景色が変わりました。帰宅時間が早くなっていると実感しています。
一部の人々が、緊急事態宣言が解除されても出社していないこともあるでしょう。ただ、新型コロナの治療薬が開発され、マスクを外した生活が戻ってきても、以前の生活に100%戻ることはないはずです。
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