
日経クロストレンドのアドバイザリーボードに2021年の総括と22年の展望を聞いた。今回は宿泊施設や飲食店の予約サイトを運営する一休社長の榊淳氏。コロナ禍で飲食業界はいまだ低迷が続くものの、宿泊業界は二極化を見せているという。
2021年は「今」がより大切になった年でした。新型コロナウイルスの感染拡大によって、旅への関心が高まるタイミングが大きく変化しました。コロナ禍前では有効だった夏休みなどの旅行シーズンに合わせたプロモーションがあまり効かなくなり、旅行ニーズが発生するタイミングを顧客ごとに把握して、そのタイミングに適切な情報を届けることがとても重要になりました。
観光庁の宿泊旅行統計調査によると、21年9月の延べ宿泊者数は2243万人で、19年同月と比べるとマイナス54.0%でした。コロナ禍で宿泊業界が打撃を受けているのは事実ですが、施設タイプ別で見ると違いがありました。
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