
未来を動かす「顔認証」の今
2020年に世界で6600億円に達するといわれる「顔認証」市場を巡って、既に厳しい競争が始まっている。顔認証は、どのような分野にどのように広がりつつあるのか。「本人確認」機能は、決済にも、入退室管理にも、出退勤管理や不審者監視にも、あるいはマーケティングなどにも活用可能。その技術は、顔だけにとどまらず、人間の行動を認証する領域にも応用できる。大きな可能性を秘めた顔認証の波及効果や普及への課題などを明らかにする。
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第5回2020.03.23マッチングアプリでも顔認証 本人確認を月1万円台で実現Webサービスやアプリにも、顔認証技術を活用してサービスを拡充しようとする動きが広がっている。その背景には、AI(人工知能)技術の普及と、低価格な顔認証ソリューションの提供がある。
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第4回2020.03.19「交通整理のおじさん」もAI化 公共サービスで広がる映像解析AI(人工知能)や映像機器の技術が進歩し、人間の顔や属性、あるいは物体を見分ける画像解析の技術が広がっている。低コスト化が進んだことで、インフラ整備や公共サービスでも使われ始めた。こうした技術は、イベント運営や混雑度のチェックなど幅広いビジネスへの転用も期待できそうだ。
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第3回2020.03.18新型コロナ対策に「顔認証+体温検知」で新潮流 低価格で市場拡大新型コロナウイルスの感染拡大は、顔認証の世界にも新たな潮流を呼び起こした。カメラを使った顔認証システムにサーモグラフィーを組み合わせ、同時に複数の人の体温を検知できるソリューションの登場である。新ソリューション登場の背景と顔認証システムの今後に与える影響を追った。
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第2回2020.03.17「顔パス」決済、日本で広がる ロイヤルHDやヤマダ電機が先行AI(人工知能)の高度化と映像機器の低価格化によって、「映像解析/顔認証」の技術が広がっている。モバイル決済の分野でもスマートフォンのカメラを使った顔認証の融合が進みそうだ。特集の第2回は「楽天ペイ」の実証実験、家電量販店のヤマダ電機が開始した「ヤマダPay」の顔認証技術を追う。
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第1回2020.03.16月額2万円のAIで万引き対策が激変 日本版「顔認証」活用の裏側AI(人工知能)の高度化とカメラの低価格化によって、映像で人物の属性や行動あるいは顔の特徴を特定する技術が広がっている。本特集では、小売店や飲食店などでも格安で導入できる「映像解析/顔認証」の最前線を追う。第1回は北海道の「サツドラ」の防犯やマーケティングに生かす事例を紹介する。