米シアトルとその周辺には、AI(人工知能)など最先端のテクノロジーの人材を育てる、エコシステムが形成されAIやIoTのスタートアップが次々と立ち上がっている。AIやIoTと言っても、事業ドメインはさまざまだ。どのようなスタートアップが注目されているのか。独自取材に加えて、現地のベンチャーキャピタルなどの情報を基に50社リストを作成した。
米シアトルのAIスタートアップと言っても、さまざまだ。データ処理やアルゴリズム生成、チャットボットなど全産業で利用できるものから、人材・教育やバイオ・ヘルスケアなど各産業に特化したものまである。
また、AIやIoTは表裏一体の関係にある。AIを実装したビジネスを実現するためにIoTが必要となり、IoTのセンサーで集めてきた大量かつ多様なビッグデータを処理するためにAIが必須であるからだ。
シアトルはゲーム産業が盛んなことから、AR(拡張現実)/VR(仮想現実)/MR(複合現実)のエコシステムも形成されている。そうした分野のスタートアップも紹介している。
以下に、シアトルやその周辺エリアで創業したスタートアップ50社のリストを掲載する。本文中で各スタートアップの社名はアルファベットで表記している。
分野はAIやマシンラーニングなどの「テクノロジー」、ビジネス・人材・教育などの「対象分野・業務」のいずれかで分類している。
・チャットボット
・ビジネス・人材・教育
・デジタルマーケティング
・バイオ・ヘルスケア
・セキュリティー・IT運用
・IoT
・VR/AR/MR
なお、シアトルのスタートアップのリストの作成にあたっては、シアトルエリアのベンチャーキャピタル(VC)である、イノベーション・ファインダーズ・キャピタル(IFC)、スワンベンチャーファンドの協力も得ている。特に書籍『AIゲームチェンジャー シリコンバレーの次はシアトルだ』(日経BP)の共著者、IFCの江藤哲郎代表が中心となってとりまとめた。
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