カプコンは2020年9月18日、人気ゲームシリーズ「モンスターハンター」(モンハン)の最新作2作を発表した。いずれもNintendo Switch向けの完全新作で、『モンスターハンターライズ』は21年3月26日、『モンスターハンターストーリーズ2 ~破滅の翼~』は同年夏に発売の予定。詳細は、東京ゲームショウ2020 オンライン(TGS2020 ONLINE)の公式番組「CAPCOM SPECIAL PROGRAM(カプコン・スペシャル・プログラム)」などでも取り上げる。
2021年3月26日の発売が決まったハンティングアクション『モンスターハンターライズ』(以下ライズ)は、シリーズ累計販売本数6400万本(20年6月末時点)を誇るモンハンシリーズの最新作。雄大な自然の中でモンスター狩りを体験できるのがモンハンの魅力だ。
一方、21年夏に発売予定の『モンスターハンターストーリーズ2 ~破滅の翼~』(以下ストーリーズ2)はロール・プレイング・ゲーム(RPG)。モンハンシリーズに登場するモンスターたちと共に冒険を繰り広げるストーリーで、『ライズ』との連携要素もあるとのこと。モンハンシリーズのファンはもちろん、RPGファンまでターゲットを広げたタイトルと言える。
プラットフォームはどちらもNintendo Switch。ポータブルゲーム機向けのタイトルは17年の『モンスターハンター ダブルクロス』以来となる。RPGの『ストーリーズ2』は1人用だが、『ライズ』の場合はNintendo Switch Onlineに加入すれば最大4人で通信プレーが可能だ。
『ライズ』の特徴は和風なテイスト、新しいオトモも登場
作品の舞台は製鉄が盛んな「カムラの里」で、この里に50年ぶりの災禍「百竜夜行」が間近に迫っているという設定。主人公はハンターとしての頂点を目指しつつ、里の仲間たちと協力してこの災禍に挑む。
『ライズ』の注目アイテムは「翔蟲(かけりむし)」と呼ばれるフックのような働きをする虫だ。進みたい方向に翔蟲を飛ばすと、「鉄蟲糸(てっちゅうし)」という特殊な糸で一気に引き寄せてくれる。ただのフックと違って何もない空中に“引っ掛ける”ことができるため、移動だけでなく攻撃にも活用できそうだ。
またハンターの高速移動をサポートし、攻撃時のパートナーにもなるオトモ「オトモガルク」も新たに追加された。オトモガルクに乗って移動すれば垂直な壁も駆け上がれる上、ハンター自身のスタミナを消耗することもない。移動中は一部のアイテムの使用や回復などもできるとのことだ。もちろん、モンハンシリーズでおなじみの「オトモアイル」も登場。シングルプレーならオトモガルクとオトモアイルを2匹同時に狩りに連れていくこともできる。
新モンスターとして登場するのは、執念深く獲物を追い回す「怨虎竜(おんこりゅう)マガイマガド」、片足で立つ独特の姿が傘のように見える「傘鳥(さんちょう)アケノシルム」、カッパとカエルが合体したような姿をした「河童蛙(かっぱがえる)ヨツミワドウ」など。物語の舞台やモンスターを含め、和風なテイストも『ライズ』の特徴となっている。
なお、カプコンはTGS2020 ONLINE開催中に配信する番組でも両作品を取り上げる。公式番組の「CAPCOM SPECIAL PROGRAM」では9月25日22~23時、独自の「CAPCOM TGS LIVE 2020」では9月26日21時50分~23時30分の配信だ。
(写真提供/カプコン)
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