
「幸せ」をつかむ戦略
世界的ベストセラー『予想どおりに不合理』でおなじみ、行動経済学の権威であるダン・アリエリー(米デューク大学教授)が消費から夫婦関係、子育て、従業員のモチベーションに至るまで、「幸せ」について語り尽くした書籍『「幸せ」をつかむ戦略』(2020年2月18日発売、日経BP)。ここではその連動企画として、本書を一部抜粋した内容や本書のテーマに関連する記事などをお届けする。
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第12回2021.01.15年収と幸せは比例しない? 富永朋信氏×慶大前野教授トップマーケター・富永朋信氏(Preferred Networks執行役員CMO)が幸福学を専門とする慶応義塾大学・前野隆司教授に「人間の幸せ」について聞く対談の第3回。前野教授は「『年収800万円を超えると収入と幸福度は比例しない』とすると、年収800万円を超えても幸せを感じられるのは、利他性や社会に貢献しているといった要因のほうが強いから」と言います。
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第11回2021.01.14自由至上主義は誰も幸せにしない? 富永朋信氏×慶大前野教授トップマーケター・富永朋信氏(Preferred Networks執行役員CMO)が幸福学を専門とする慶応義塾大学・前野隆司教授に「人間の幸せ」について聞く対談の第2回。前野教授は「格差が大きい社会では貧乏になった人はもちろん、実は金持ちになってもあまり幸せ感を得られない」と言います。
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第10回2021.01.13結婚後も愛情が長続きする秘訣は 「幸福学」慶大前野教授に聞くトップマーケター・富永朋信氏(Preferred Networks執行役員CMO)が幸福学を専門とする慶応義塾大学・前野隆司教授に「人間の幸せ」について聞く連載の第1回。前野教授は「統計データによると、相手に対する愛情は結婚して3年で元の水準に戻るというのが平均値」だという。ではそれを長続きさせる秘訣とは?
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第9回2020.07.09大手企業は意志を失っている 富永朋信氏×早大・入山章栄教授早稲田大学ビジネススクールの入山章栄教授は「この会社はこうあるべきという部分が日本の会社は弱い。こうしたいんだという意志があれば共感するお客さんが集まり、価格や機能は大きな問題ではなくなる。少なくともスティーブ・ジョブズがいたときのアップルもそうだった」という。
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第8回2020.07.09幸せのカギは「共感」 富永朋信氏×早大・入山章栄教授早稲田大学ビジネススクールの入山章栄教授は「幸せのキーワードは信頼や共感」だという。「頼母子講(たのもしこう)とか、昔の日本の地域や村社会の仕組みは、他者の幸せを考える共同体のコミュニティーとして機能していた。そういうものを若い人たちが今取り返そうとしているようにも見える」
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第7回2020.07.07組織にカリスマリーダーは不要? 富永朋信氏×早大・入山章栄教授早稲田大学ビジネススクール教授の入山章栄氏は「今起きている変化はティール組織の考え方にすごく合っている。副業やテレワークが進むと、いろいろな人たちが勝手に横でつながりだす。そうなると、これまでのカリスマリーダーを中心にした放射状ネットワークの中心がなくなっていく」と言います。
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第6回2020.07.07会社の幸せは自分の幸せ? 富永朋信氏×早大・入山章栄教授コロナ禍でリモートワークが当たり前となり、組織における個人のあり方が問われている。早稲田大学ビジネススクール教授の入山章栄氏は「組織の枠組みを超えて自分のやりたいことや面白そうなことがあって、そっちに自分をリードするのが幸せのために重要なのではないか」と言います。
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第5回2020.02.21なぜ夫婦関係が年々悪くなるのか? あんなに仲良かったのになぜクルマや家は購入後に愛着が増すのに、人間のパートナーには年々ネガティブな感情が増していくのか。世界的ベストセラー『予想どおりに不合理』著者のダン・アリエリー氏(米デューク大学教授)はその理由の1つとして、人間の「慣れる力」が発揮されるかどうかの違いが大きいという。
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第4回2020.02.20アップルは顧客に「私のためにやってくれた」と思わせる天才だなぜアップルは顧客と強固な関係が築けるのか。行動経済学の権威であるダン・アリエリー氏(米デューク大学教授)は「アップルは自分たちが顧客のために働いているという感覚を持ってもらうために懸命になっている」という。
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第3回2020.02.19あなたはウォルマートのタトゥーを入れる気になりますか?なぜ消費者は特定の企業を愛せるのか? 行動経済学の権威、ダン・アリエリー(米デューク大学教授)は「企業と個人のとても強い関係が存在することは間違いないが、そう多くはない。どれくらいの人がウォルマートのタトゥーを入れる気になると思いますか?」と問いかける。
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第2回2020.02.18行動経済学者が近所の食料品店オーナーに5000ドル前払いした理由行動経済学の権威、ダン・アリエリー氏(米デューク大学教授)が考える「リアル店舗で買う幸せ」とは? 「オンラインショッピングの究極は、トラックですべてのものを宅配してもらえることですよね。でも一体誰がそんな生活をしたいと思うでしょうか」。
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第1回2020.02.17行動経済学の権威、ダン・アリエリーが語る「消費の幸せ」世界的ベストセラー『予想どおりに不合理』でおなじみ、行動経済学の権威であるダン・アリエリー氏(米デューク大学教授)が人間の幸せについて語り尽くした書籍『「幸せ」をつかむ戦略』が、2020年2月18日に日経BPから発売される。ダン氏が考える消費の幸せとは?