SOMPOひまわり生命保険は2020年1月7日、世界最大のデジタル技術見本市「CES」の会場で、個別のアドバイスの提供で健康増進を図るアプリを発表した。米国とイスラエルのスタートアップと提携し、認知症の傾向とストレス度合いを測定するアプリを2020年中に投入する。新型保険とセットで提供し、健康状態が改善すると保険料を節約できる。

 「我々が目指しているのは、加入者に健康になってもらい、万が一の状態にならないようにすること。それにあわせて新たなアプリ、そしてそれに対応した新型の保険を開発している」

認知症の傾向を診断するアプリ。図形などの記憶力や視線の動きなどから判定する
認知症の傾向を診断するアプリ。図形などの記憶力や視線の動きなどから判定する

 SOMPOひまわり生命の大場康弘社長は健康アプリを開発する意図をこう説明する。今回、米ラスベガスのCESで披露したのは、利用者が認知症の傾向があるかどうか、ストレス状態にあるかどうかをチェックするアプリだ。医療行為となるような診断はできないが、十分に高い判定精度を実現しているという。

 同社は2019年末、スマートフォンのアプリと連携する糖尿病患者向けの新型医療保険「ブルー」を投入した。糖尿病の患者であっても、健康管理アプリを利用することを条件に加入できる。具体的には血糖値、食事、運動、血圧、体重、薬剤などの情報を送信し、それに応じた個別のアドバイスを得ることができる。状態が改善すると還付金を得ることができたり、通常の保険に加入できたりというインセンティブを提供している。