イノベーション創出の国際的なマネジメント手法「ISO56002」をベースに新規事業の開拓に乗り出したのがOKIだ。2018年度から「Yume Pro」と呼ぶ社内改革のプロジェクトを開始し、社員をデザインシンカーに育てている。その成果が、OKIが初めて手掛けたAI(人工知能)ロボットだ。エンジニアや営業も加わり、他社にない発想を生かして「CEATEC 2019」で発表。大反響を呼んだ。
デザインシンカーとは、デザイン思考の手法を駆使してイノベーションを創出できる人のことだ。デザインシンカーを育成するには、単にデザイン思考の手法を学ばせるだけでは不十分だ。学んだ知識を実践できる場を与え、現場に落とし込む力を付けさせる仕組みを、企業がマネジメントの一環として提供しなければならない。だが、具体的にマネジメントとして取り組むにはどうすればいいのか。
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