
全6回
専門家が斬る! CES 2020最新トレンド
2020年1月5日から、米ラスベガスで開催される世界最大の家電・IT見本市「CES 2020」。毎年、近未来を占う重要な発表が相次ぐこの展示会に、MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)やフードテック、エクスペリエンスデザイン(体験設計)の専門家が参加。キーパーソンが独自の視点で、CES 2020で見えたトレンドを分析する。(写真はCES 2019のもよう)
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第1回2020.01.20P&Gもデルタも「体験の変革」が焦点 電通・森氏のCES分析米ラスベガスで開催された「CES 2020」から得られた知見を専門家がリポートする本特集。第1回は、電通で事業およびイノベーション支援を手がける森直樹氏による分析。同氏は「テクノロジーは人間に寄り添い、体験を変革する。“ピープル”に焦点が当たったCESだった」と総括する。そのワケとは?
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第2回2020.01.21地図大手のMaaS戦略 屋内も網羅する「超ピンポイント・ナビ」へ「CES 2020」では、モビリティやスマートシティーに関する展示が多数見られた。その中で、MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)の社会実装に取り組むMaaS Tech Japanの岡部亜門COOが注目したのが、世界的な地図データプラットフォーム“2強”の進化だ。近未来の移動サービスを実現する新コンセプトとは?
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第3回2020.01.22自動運転用センサーが激安化 「コト」を運ぶモビリティも続々トヨタ自動車やソニーの発表が話題をさらった「CES 2020」。モビリティ分野の「具体的な未来」として提示されたのが、コト(体験)を提供するモビリティと、モノ(物流)のラストワンマイルを埋める自動運転ロボットの活用だ。背景には、自動運転の「目」となるLiDAR(ライダー)モジュールの低価格化が劇的に進んでいることがある。MaaS Tech Japanの渡邊徹志CTOが読み解く。
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第4回2020.01.23「ドリンクTech」「植物工場キッチン」 食領域のCES最先端家電・ITの見本市であるCESで、年々、存在感を高めているのがフードテック領域だ。今回のCES 2020に参加したフードテックの先進スタートアップは、およそ100社に上り、一大勢力となっている。そこから見えてきた次のトレンドとは? シグマクシスの岡田亜希子氏が解説する。
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第5回2020.01.24AIは不気味と死の谷を越えた?テックのお株を奪うあの企業今回のCESはAI活用で2つの方向性が見えた。1つは新製品だけでなくAIの先端技術の発表の場となったこと。もう1つは一般企業によるAI活用をアピールする場にもなったことだ。まさに「不気味」と「死」の両方の谷を越えた感がある。GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)やスタートアップでなく一般企業が台頭している。
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第6回2020.01.24ラーメン自販機、DNAに基づく買い物体験・・・ フードテック10選100社に上るフードテック企業が集結したCES 2020。2011年にスタンフォード大のサイエンティストが創業したImpossible Foods(インポッシブル・フーズ)は、豚の代替肉を披露。大きな話題を呼んだが、実は他にも注目すべきスタートアップが多くいた。会場をくまなく歩いたシグマクシスの岡田亜希子氏が、次世代のフードテック企業10選をお伝えする。