
全6回
【特集】位置情報マーケティング進化論
位置情報を生かしたマーケティング手法が新たな広がりを見せている。街の看板やデジタルサイネージといった既存の広告にも、スマートフォンの位置情報を生かし、実際に店舗へどう誘導できたのかという効果検証をするための手法が確立されつつある。スマートフォンのGPSやWi-Fi情報、AI分析、ビーコンから衛星写真分析まで、位置情報マーケティングの最前線をお伝えする。
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第1回2020.01.14ネット広告超える位置情報「ジオマ」の成果 ドコモが全方位展開スマホの通信機能やセンサーを活用し、広告の効果検証、あるいは行動属性に基づいた広告配信に役立てる位置情報マーケティング(ジオマーケティング、ジオマ)が広がっている。特集の第1回は、米グーグルなど海外のネット広告大手にも対抗できる仕組みを目指すNTTドコモの取り組みを紹介する。
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第2回2020.01.15アサヒビール、「LINEビーコン×レシート応募」で登録数3倍に位置情報マーケティング(ジオマーケティング、ジオマ)の最新事例を追う特集の第2回はアサヒビールだ。同社は2019年のキャンペーンで一部チェーン店の商品棚にビーコンを設置。キャンペーン情報などを配信した。ビーコンを設置した店からの登録数は非設置店の約3倍に達したという。
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第3回2020.01.16サンリオピューロランド、20万人を呼ぶ「Wi-Fiジオマ」の威力公衆無線LAN(Wi-Fi)のアクセスポイントで捉えたユーザーの位置情報を活用し、来店数を検証する。そんなWi-Fiを活用したジオマ(位置情報マーケティング)が広がっている。年間来場者200万人超のサンリオピューロランドでは、Wi-Fiジオマ経由の来場者が10%に到達。着実な成果を出している。
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第4回2020.01.17Francfranc、Wi-Fiで来店計測 広告見ると来店率62%アップ店舗を訪れる顧客は本当に広告を見て足を運んでいるのか――。家具・雑貨店を運営するFrancfranc(フランフラン、東京・渋谷)はWi-Fiによる位置情報でエリアを絞った広告を配信、その後の来店率を計測して広告の効果を検証した。その方法を取材した。
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第5回2020.01.20衛星画像で売り上げ分析? 2020年に離陸する宇宙マーケティング地球の周りには4000以上もの人工衛星が回っていると言われる。衛星が搭載するカメラやレーダーが地上に届ける情報の中には、民間利用を促すために無償で公開されているものがある。位置情報マーケティング(ジオマ)特集の第5回は、衛星データを使ったマーケティングや新サービスの可能性を追う。
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第6回2020.01.30ギックス、位置情報を使いエリアの価値を示す新サービスを開始データ活用支援ベンチャーのギックス(東京・港)が、NTTドコモの「モバイル空間統計」などの既存データを組み合わせ、機械学習で統合することで、土地(エリア)の価値を“見える化”する新サービス「トチカチ」を2019年12月から提供し始めた。JR西日本などが既に採用を決めるなど、引っ張りだこになっている。