
アスクル流データ分析からの商品開発
消費者向けEC「LOHACO」とオフィス用品通販「ASKUL」。これらを運営するアスクルとメーカー各社は、購買データやレビューデータを活用し、共同でヒット商品を生み出してきた。ユーザーの潜在ニーズを分析し、イノベーティブな商品を開発・販売するためのノウハウを現場の担当者が解説する。
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第12回2021.03.29パッケージをあえて地味に 紙パック飲料、大幅拡充の勝算アスクルの商品開発の裏側に迫る本連載。今回取り上げるのは、脱プラスチックムーブメントを受け、話題を集める紙パック飲料だ。2019年の第1弾として大容量の水を投入したのに続き、21年には大幅にラインアップを拡充した。綿密なユーザー調査から見えてきたニーズとは。
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第11回2021.02.15現場で見た“封筒まとめ塗り”がヒントに スティックのり大刷新アスクルの商品開発の裏側に迫る本連載。今回は、2020年11月に15年ぶりの完全リニューアルを敢行した、オリジナル商品の「スティックのり」を取り上げる。利用者の現場ヒアリングやアンケート調査を駆使して見えてきたのは、意外な使い方をしたときの“接着力”だった。
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第10回2020.12.28買い占め防げ コロナ禍の「売らないマーケティング」誕生の裏側アスクルの商品開発の裏側に迫る本連載。コロナ禍に見舞われた2020年の最後となる今回は特別編として、必要な人に必要なものを届ける新たな取り組み「売らないマーケティング」に迫る。マスクや消毒液が不足する中、データを駆使し、医療や介護など必要な現場にのみ商品を届ける仕組みだ。
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第9回2020.11.17“あの直方体”じゃない 新形態ティッシュペーパー開発の裏側アスクルの商品開発の裏側に迫る本連載。今回は、アスクルが主催する「暮らしになじむLOHACO展」に向けて王子ネピア(東京・中央)と共同開発したティッシュペーパー「nepia FIT LDK(フィットエルディーケー)ティシュ」を取り上げる。消費者調査から見つけたヒントを基に、ティッシュの定石を打ち破る、三角形や薄型などの斬新な形状のパッケージを開発した。
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第8回2020.10.15「容量2倍」の苦戦を糧にヒットしたホワイトボードマーカーアスクルの商品開発に迫る本連載。今回取り上げるのは、教育現場やオフィスになくてはならない「ホワイトボードマーカー」。2016年に発売したインク容量2倍の新商品はブレークに至らず、19年にリニューアルした「筆記距離2倍」の新モデルが好調に推移。なぜリニューアルが成功したのか、裏側に迫った。
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第7回2020.09.08スポーツドリンクに新発想 好調「ポーション型」開発の裏側アスクルの商品開発の裏側に迫る本連載。今回はスポーツ時の水分補給としてはもちろん、熱中症対策として注目を集めている「イオンチャージinウォーター」を取り上げる。珍しいポーションタイプで、水さえあれば簡単にドリンクをつくれてミネラルを補給できることから、スポーツシーン以外でも利用者が増えている。
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第6回2020.06.25アスクルのプロ用乾電池 先入観排し、大胆改良で売り上げ増アスクルの商品開発の裏側に迫る本連載。今回は、アスクルの主力商品の1つである「乾電池」を取り上げる。この数年、仕事の現場で多く使用するはずの乾電池の売り上げが落ち込んでいた。アンケート結果から当初の想定とユーザー使用実態との間にあるずれを発見し、商品をリニューアルした。
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第5回2020.05.20スライド式保存袋に「子供」ニーズを発見 販売数が競合品の5倍アスクルの商品開発の裏側に迫る本連載。今回は、キッチン以外での利用が拡大しているスライド式保存袋を取り上げる。さまざまなものを収納するのに便利だが、メーカーごとにサイズがばらばらで分かりにくいといった問題があった。これを解決した商品が好調に売れている。
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第4回2020.04.20アスクルのばんそうこう 介護現場の声に応え想定売り上げの3倍アスクルの商品開発の裏側に迫る本連載。今回は、小さな傷の応急処置に活躍するばんそうこうを取り上げる。貼るとかゆくなったり、かぶれたりする課題を解決した「肌にやさしい」ばんそうこうを開発。介護や教育の現場を中心に売り上げを伸ばしている。
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第3回2020.02.21ECでひげそりを買う女性が急増 プレゼントの悩みを解決女性にひげそりを売る。シック・ジャパン(東京・品川)は、そんな難題に挑戦してヒット商品を開発した。ユーザーの悩みを聞き出し、ひげそり専用スタンドを付け、洗面台にふさわしいデザインを採用。狙い通り、購入者の6割以上を女性が占めている。
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第2回2020.01.31ロハコ発異色ティッシュ レビュー活用で生産追い付かない事態に企業向けEC「アスクル」と消費者向けEC「LOHACO(ロハコ)」を運営するアスクルとメーカーの商品開発の舞台裏を紹介する本連載。ソフトパック入りティッシュの開発プロセスを解説した前回に続き、第2回では、販促キャンペーンとその成果を商品の改良に反映するプロセスを紹介する。
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第1回2020.01.08先入観覆したソフトパックティッシュ 4000件のレビューが決め手企業向けEC「ASKUL(アスクル)」や消費者向けEC「LOHACO(ロハコ)」を運営するアスクルとメーカーによる共同商品開発の裏側を紹介する本連載。第1回は、国産ソフトパック入りティッシュというカテゴリーを創出した、日本製紙クレシアの開発事例を取り上げる。