
ランキングから探るブランド成功の鍵
今、サントリーや無印良品などSDGs(持続可能な開発目標)に積極的なブランドへの評価が高まっている。日本最大のブランド価値評価調査「ブランド・ジャパン」の結果から明らかになった。ソーシャルイノベーションや生活者との共創など求められる要素は時代に合わせて変化している。今後のブランド構築を成功に導く鍵は何か。20年間のデータと最新の調査結果を基に、先進企業のブランド戦略を分析する。
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第6回2020.10.20ヤッホー「おうち超宴」成功の理由 顧客の共感を最大化するブランド論の第一人者であり、ブランド・ジャパン企画委員会委員長である一橋大学大学院教授の阿久津聡氏は「コロナ禍の社会状況だからこそ、ブランディングもマーケティングも『カスタマー・スイートスポット』が大切になる」という。その事例として、ヤッホーブルーイングの取り組みを紹介する。
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第5回2020.10.13エーザイの驚くべきブランド戦略 就業時間の1%を患者と過ごす我が国のブランド論の第一人者で、ブランド・ジャパン企画委員会委員長である一橋大学大学院教授の阿久津聡氏は「企業理念に基づいた事業活動自体が社会的貢献度の高いものであることが理想的」と語る。今回は、企業理念に基づいた事業活動を徹底して展開しているエーザイの事例を通じ、オーセンティックなブランディングのあり方を紹介する。
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第4回2020.07.22「ソニー復活」の変遷 withコロナ時代のブランディング(1)withコロナ時代に企業の理念や価値観、ブランド力はどのような意味を持ち、どうあるべきか。国内におけるブランディング研究の第一人者であり、ブランド・ジャパン企画委員会委員長である一橋大学大学院教授の阿久津聡氏に2回に渡って話を聞いた。
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第3回2020.04.17ブランド力1位はYouTube 20年間の調査から産業の変化を分析2020年3月27日に発表された『ブランド・ジャパン2020』。今回は、その結果と20年間のランキングを振り返ってみたい。ブランド・ジャパンの総合力トップ10を過去にさかのぼって分析すると、そのときどきに元気だった企業と産業の変遷が見えてくる。家電や自動車から、流通・飲食へ、そして現在のデジタル&エンターテインメント。世の中の変化が浮き彫りになる。
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第2回2020.02.14家電事業が好調のアイリスオーヤマ ブランド力急伸の理由ブランド・ジャパンの調査結果からブランド構築における成功の鍵を探る本連載。第2回は、ブランド総合力で過去10年間ほぼ毎回順位を上げ続けているアイリスオーヤマを取り上げる。調査結果では革新性や独自性の評価が高かった。強さの源泉はどこにあるのか。その秘密を解き明かす。
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第1回2019.12.12CMのインパクトで注目度1位 ハズキルーペが心に刺さった理由ブランド・ジャパンの調査結果からブランド構築における成功の鍵を探る本連載。第1回は、2019年度の調査で注目感の指標で初登場ながら1位になったハズキルーペを取り上げる。10年度の初登場以降、ブランド力を高めているダイソンと比較しながら、強いブランドを育てるためのポイントを探る。