
人工知能「超・進化論」
デジタルゲームはAI(人工知能)の実験場であり、時代に先駆けてやがて現実で起こる変化を先取りしてきました。今後AIが人間社会にどのような影響を及ぼすのか、ゲームにAIを導入してきた歴史を通じて見えてくるものがあります。本連載では、デジタルゲームの開発現場から、AIによって未来の社会がどう変化するのかを描いていきます。
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第8回2020.04.01ゲームが民主化される未来 ブロックチェーンは何をもたらすのか最終回は、前回に続きゲーム産業におけるブロックチェーンの利活用についてみていきたいと思います。少し極論になることを承知のうえで、従来のゲームとブロックチェーンを活用したゲームの根本的な違いを明確にしたいと思います。最後に、これまでの記事を改めて振り返り、本連載を総括いたします。
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第7回2020.04.01『マインクラフト』から『ハッシュクラフト』へ ゲーム業界の今本連載も最終回が近づいてきました。今回は、ゲーム産業におけるブロックチェーンの活用について説明します。2020年春時点において、日本におけるゲームへの応用は20~30例を数え上げられる程度であり、まだ黎明(れいめい)期と言えます。ブロックチェーンはゲーム産業にどのようなインパクトを与えるのでしょうか。2回に渡って見ていきます。
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第6回2020.02.12ヒトの知能や身体はAIで拡張される eスポーツの先にある未来eスポーツとAI(人工知能)の関係について歴史を振り返りながら整理した前回に続いて、今回はeスポーツの世界でAIが果たす役割や今後の可能性について考察したいと思います。人間とAIの関係性はどう変わっていくのでしょうか。
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第5回2020.02.10eスポーツはなぜ人気が出たのか 世界で起こった「4つの潮流」デジタルワールドは、その発展とともに徐々に“人間の身体”の情報をその内部に取り込んでいくことになります。手元のコントローラーから全身でまとうスーツまで、様々な手法を使って人間の動きをデジタルワールドに伝えます。身体の情報を取り込みスポーツとしての意義を持ったことから盛り上がりを見せているのが「eスポーツ」です。2回にわたって、eスポーツとAI(人工知能)の関係を解説します。
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第4回2020.01.24未来の都市はAIと融合 スマートシティはどんな“夢”を見る?これまで人類は、都市を作り上げてきました。人間ではコントロールできない自然に壁を巡らせて、人間だけの世界を内へ内へと築いてきました。都市は進化し、中世・近代・現在を経て、さらに未来へ発展しようとしています。
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第3回2020.01.10スクエニの三宅氏、AIの未来を大胆予想 「2つの知性が誕生」AI(人工知能)の進化の行方を知るには、AIが全ての技術史の中でどのような位置にあったかをまず知らねばなりません。現在のAIがどのように生成されてきたかが分からなければ、AIのこれからを見通せません。今回はAIが生まれた歴史を振り返ってみましょう。
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第2回2019.12.20AIの本懐、それは「人の代替」ではなく「人の増幅」にありデジタルゲームの開発現場から、AIによって未来の社会がどう変化するのかを描く本連載。2回目となる今回は、AIを使ったビジネスに企業が取り組む際に、どのような視点を持って臨むことが重要かを説く。
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第1回2019.12.06デジタル新潮流「ミラーワールド」とは何か 三宅陽一郎がひもとくデジタルゲームはAI(人工知能)の実験場であり、時代に先駆けてやがて現実で起こる変化を先取りしてきました。利用者はキャラクターを通してゲームに参加し、その世界の中で様々な形で社会を形成できます。こうしたことから、ゲームにAIを導入してきた経験を通して、今後AIが人間社会にどのような影響を及ぼすのか見えてくることがあります。