ビジネスの新潮流を探るべく、ベンチャーキャピタル(VC)やスタートアップ支援コミュニティを訪ねた。第1回は、東京・渋谷を拠点に起業家や投資家、クリエーターなどをつなぐスタジオ「EDGEof」。co-CEOの小田嶋Alex太輔氏と、エンハンス代表でEDGEof共同創業者兼CCOの水口哲也氏に聞いた。

写真左:小田嶋Alex太輔氏。事業立ち上げの専門家として、数々のスタートアップや大企業の事業部立ち上げに従事。EDGEof co-CEO(共同経営者)として、日本のイノベーションエコシステムの国際化を進める。J-Startup推薦委員 写真右:水口哲也氏。14年、共感覚とxRテクノロジーの融合を目指すスタートアップ、エンハンス(Enhance)社を設立。「Rez Infinite」(16)、「テトリス エフェクト」(18)、音楽を光と振動で全身に拡張する「シナスタジア・スーツ」(16)、共感覚体験装置「シナスタジアX1 – 2.44」(19)など、新たな体験の拡張を目指す。17年、EDGEof共同創業者兼CCO(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)に就任。慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科(Keio Media Design)特任教授を兼任
写真左:小田嶋Alex太輔氏。事業立ち上げの専門家として、数々のスタートアップや大企業の事業部立ち上げに従事。EDGEof co-CEO(共同経営者)として、日本のイノベーションエコシステムの国際化を進める。J-Startup推薦委員 写真右:水口哲也氏。14年、共感覚とxRテクノロジーの融合を目指すスタートアップ、エンハンス(Enhance)社を設立。「Rez Infinite」(16)、「テトリス エフェクト」(18)、音楽を光と振動で全身に拡張する「シナスタジア・スーツ」(16)、共感覚体験装置「シナスタジアX1 – 2.44」(19)など、新たな体験の拡張を目指す。17年、EDGEof共同創業者兼CCO(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)に就任。慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科(Keio Media Design)特任教授を兼任

—— 大企業から新しいトレンドが生まれにくくなっている中、最先端のテクノロジーを武器に世の中を変えるようなビジネスやサービスを着想し、果敢に挑むベンチャーの姿が目立つようになってきました。20年以降、有望視している領域やベンチャー企業は?

小田嶋Alex太輔氏(以下、小田嶋) 今、世界で進行しているのが、新しいモビリティのあり方を模索する動きです。日本でもその流れは広がりつつあります。例えば、米国発の電動キックスケーターのシェアリングサービス「Lime(ライム)」は既に日本で実証実験を開始。福岡市を皮切りにサービスを広げる計画です。都市の中の「ラストワンマイル」の移動手段として、小型モビリティの活用は広がると見られます。

 ライドシェアにも注目しています。海外には斬新なベンチャーが多くあり、例えばイタリアのベンチャーが展開しているバイクのライドシェアサービス「Scooterino(スクーテリーノ)」は、日本への進出も視野に入れています。ドライバーが客を後ろに乗せて目的地まで運ぶ、“二輪車版ウーバー”のようなサービスで、歩くには少し遠い近距離の移動に最適です。

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